更新日:2022年4月13日
ページID:34064
ここから本文です。
2022年(令和4年)4月13日 江戸川区障害者の防災マニュアル 本日公開
”当事者の視点で、障害別に事前の備えや避難行動を紹介”
江戸川区は本日(13日)、障害に応じた事前の備えや避難行動などをまとめた「江戸川区障害者の防災マニュアル」を区ホームページで公開しました。障害者や支援者などでつくる「江戸川区地域自立支援協議会」が策定したもので、障害のある方に災害時の個別避難計画を作成する際の参考にしてもらいます。
「江戸川区自立支援協議会」は、障害当事者や支援者等で構成される障害者の支援整備のための会議体。障害者への理解促進や居場所づくり、災害時の対応・配慮など、地域における障害者の自立した生活を支えるため、2008年度から設置されています。
区では、地震や水害などの災害時に在宅での避難生活が特に困難な避難行動要支援者を対象として避難場所を事前に指定し、個別避難計画の作成を進めています。令和3年度の対象者は、在宅の要介護5認定者および障害支援区分4~6に該当する身体障害者、身体障害者1~3級に該当する児童約1,400人。担当のケアマネージャーらに作成支援を委託し、一人一人の避難行動計画を作成しました。
今回策定したマニュアルは、大規模災害時における障害者の避難行動を後押ししようと、区内に居住するすべての障害のある方を対象に、災害時に必要な事前の備えや適切な避難行動について確認してもらおうと作成したものです。
マニュアルの内容は、「災害発生前の備え」、「台風や地震の際の対応」、「障害に応じた対応」、「災害時避難のための個別避難計画の作成」、「災害情報や緊急医療救護所」などを列記。避難経路の確認や、近隣の方への協力依頼、避難行動の用語についてわかりやすく説明しています。特に、障害に応じた対応では、視覚・聴覚・肢体・内部・知的・精神・発達障害の7つの種別ごとに、避難する際の持ち物や支援する側が配慮すべきことをまとめています。文中の漢字にルビを振り、文字は大きく、間隔を広く取るなどの工夫を講じました。このほか、個別避難計画の作成にあたっては、従来の様式よりも平易な表現に変更しました。
福祉部障害者福祉課の上坂(こうさか)かおり課長は、「障害当事者や支援者の目線に立ったマニュアルが完成しました。支援者側の配慮が掲載されることで、より実効性の高いものになったと思います。災害時の動きや備えについて、家族で話し合うきっかけにしてもらえれば幸いです。今後は障害のある方に対して、このマニュアルを含め、防災についての周知に力を入れていきたい」と話しています。
リンク先
このページに関するお問い合わせ
トップページ > シティインフォメーション > 広報・広聴 > 報道発表(プレスリリース) > 2022年(令和4年) > 4月 > 2022年(令和4年)4月13日 江戸川区障害者の防災マニュアル 本日公開