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更新日:2022年3月25日

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2022年(令和4年)3月25日 交通利便性向上のために、モデル地区でコミュニティ交通の実証運行を来月から開始

“駅やバス停留所から徒歩5分圏外の地域を想定”

地域の交通拠点となる駅へのアクセス向上などを目的として、乗合バスなどを運行するコミュニティ交通。江戸川区は、駅やバス停留所から遠い地域が広く、高齢者が比較的多く居住する上一色周辺をモデル地区に定め、当該地区とJR小岩駅をバスで結ぶ実証運行を来月1日から開始します。

区内の公共交通網は、京成本線、JR総武線、都営新宿線、東京メトロ東西線、JR京葉線の鉄道路線が都心から放射方向へと東西に往来するとともに、これを補完するように駅を起終点あるいは経由して、主に南北方向に東京都交通局、京成バス、京成タウンバスによるバス路線が形成されています。一方、区内にはバス停留所から半径300メートル以遠の地域も散在しており、公共交通へのアクセスを一層充実させることが重要です。このため、本区は、特に公共交通の利便性向上を図るべき区域として10地区を選定。さらに人口密度、高齢化の進展、道路の整備状況や既存の公共交通機関へのアクセスなどを比較した上で優先順位を設定し、コミュニティ交通の必要性を検討することとしています。

今回、区内で初めてコミュニティ交通の実証運行を行うのは、上一色周辺地区(上一色2・3丁目、興宮町、西小岩1・2丁目、南小岩5・6丁目など)。16ヘクタールほどの区域に約6000人が居住しており、高齢人口率は25.5%に達しています。また、最寄り駅となるJR小岩駅までは1.2キロメートルあり、最寄りのバス停からも500メートル以上の距離があります。周辺住民を対象として、2020年11月に実施した区のアンケート調査では、約4割がコミュニティ交通に利用の意向を示すなど、一定の需要が見込まれると区は判断。その導入を最も優先して検討を進めるべき地域として、他の先例ともなれるようモデル地区に選定し、将来を見据えて「生活の足」を確保できるよう具体的な検証を行うこととしました。

実証運行の期間は、来月1日から12月31日まで。京成バス株式会社が事業者となって、JR小岩駅を起点に30名乗りのバスが10か所の停留所を経由し、毎日、一日に20便が走ります。総距離は約7.2キロメートル。採算性を確保するために利用者数を一日360人とする目標を定め、本格運行への移行を検討してきます。

都市開発部まちづくり調整課の武藤課長は、「高齢者の運転免許の返納が増加する等、その受け皿としても地域で移動手段を確保していくことが重要です。持続性のある公共交通を導入するためには、地域の協力が不可欠であるので、まずは一度利用してもらいたい」と話しています。

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