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更新日:2022年3月15日

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2022年(令和4年)3月15日 駐日サンマリノ共和国特命全権大使が児童らに講演

“世界最古の共和国から自分の国に対する誇りや他国への敬意を学ぶ”

世界最古の共和国として知られるサンマリノ共和国。マンリオ・カデロ特命全権大使が14日(月曜日)、区立上小岩第二小学校(北小岩8丁目)に来校し、児童らに同国の歴史や制度、日本とのかかわりについて講演しました。

サンマリノ共和国は、イタリア半島の中東部に位置し、人口は約3万3千人。面積は61平方キロメートルほどの、世界で5番目に小さい国です。特に世界最古の共和国として知られ、第二次世界大戦中も中立を守り10万人の避難民を受けるなど、平和を守り続けてきました。またマンリオ・カデロ氏は、2002年に特命全権大使として任命され、2011年からは駐日外交団団長に就任。イタリアや日本の文化、マナーに関する日本語の著作も多く出版されています。

区立上小岩第二小学校は今年度、東京都の「オリンピックパラリンピック教育アワード校」に認定。「オリンピックパラリンピック教育文化プログラム学校連携事業校」にも指定されています。日本人としての自覚と誇りを養うため、北小岩で暮らしたことのある北原白秋の童謡に触れたり、区内在住の能楽師・松山隆之さんから出前授業を受けたりするなど、地域にゆかりのある日本の文化を学んできました。さらに今回、海外から見た日本という観点から国際理解を広げるため、同国大使館特別顧問の藤山氏を通じて、日本の歴史や文化にも造詣の深いマンリオ・カデロ特命全権大使に講演を依頼。同校の落合校長先生は、「海外に目を向けることで、日本の良さに気づき、ひいては地域への愛着に結びついていく。オリパラのレガシーとしても継承していきたい」と話しています。

14日午前11時、区立上小岩第二小学校の校庭でマンリオ・カデロ大使、特別顧問の藤山氏ら3名を迎えたのは、約320名の全校児童の皆さん。日の丸と同国の国旗を懸命に振って歓迎の意を示すと、大使は「ありがとう」と日本語で応じました。そして体育館に場所を移し、約50名の5年生の児童を対象に、大使による講演が行われました。最初に同国の歴史や制度などを説明。特に二人の国家元首が国会によって6か月ごとに年2回選ばれることを強調され、長きに渡り共和制を維持してきたことが、同国の独自性につながっていると述べられました。さらに昼休憩を挟んで再開された講演では、日本とのかかわりについて、東日本大震災の犠牲者を追悼するために同国内にサンマリノ神社が建立されたことに言及。また、国旗の由来に代表されるように日本には世界に誇るべき歴史があること、特に“もったいない”という日本独自の言葉が、環境問題への意識の高まりとともに、世界に広まったことを熱く語られました。時折児童からの質問に流暢な日本語で応じていたマンリオ・カデロ大使は、「日本には素晴らしい財産がいっぱいあるので、これからもたくさん学んでください」と話しています。

講演を聞いた児童は、「大使は親しみやすくて、自分の国に誇りや日本に敬意をもっていることがわかった。私も日本の歴史やそれぞれの国の良さを伝えられるよう学んでいきたい」と話しました。

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