緊急情報

現在情報はありません。

更新日:2022年3月3日

ページID:33089

ここから本文です。

2022年(令和4年)3月3日 金魚のまち えどがわで「初競り」開催

“3月3日は金魚の日。春を告げるえどがわの風物詩”

金魚の特産地として知られる江戸川区。関東近県の生産者が丹精込めて育てた金魚の初競りが本日(3日)、東京都淡水魚養殖漁業協同組合(船堀7丁目)で行われ、「和金」や「琉金」など約15種・約3万匹が競りにかけられました。

金魚の初セリの様子江戸川区内における金魚の歴史は古く、明治末期から養殖が始まったと言われています。1940年頃には生産最盛期を迎え、区内23軒の養殖業者で約5,000万匹を生産。江戸川区は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の日本三大産地の一つとして知られました。昭和30年代に急速な都市化が進むと、養殖業者は区内から関東近県へ移転。現在は2軒の養殖業者を残すのみとなりました。それでも江戸川区は良質な金魚の産地として名高く、日本一の金魚を決定する「日本観賞魚フェア」では、江戸川区産の「琉金」が品評会の最高峰である「農林水産大臣賞」を多数受賞。「江戸川琉金」としてブランド化され高い人気を誇っています。また、例年7月に開催されていた「江戸川区特産金魚まつり」には、全国から4万人を超える金魚愛好家らが来場し、「金魚のまち」として今もなお健在です。

本日(3日)13時30分、金魚が入った活舟(いけふね)が競り場に運ばれると、威勢の良い掛け声を合図に競りが始まりました。新型コロナの影響が続き、昨年5月から6月頃には7回の競りが取り止めとなり、会場ではマスクの着用が求められています。今年の初競りにかけられたのは、関東近県の9つの生産者が育てた「和金」や「琉金」など約15種・約3万匹。都内や千葉、埼玉などから参加した仲買業者は、1匹当たりの単価を表す業界独特の符丁を使って、和やかな雰囲気ながらも真剣な表情で競り落としていきます。約1000匹の金魚が泳いでいる活舟には、屋号を書いた札が次々と投げ入れられました。

同組合の堀口組合長は、「新型コロナの影響が長期化して、金魚にとって厳しい年が続く。今年の夏こそは、金魚すくいで楽しむ子どもたちの歓声が戻ってくると信じている」と話しました。

落札された金魚は、首都圏を中心とした小売店等に卸され、観賞用や金魚すくい用として販売されます。同組合では、「金魚の初競り」を毎年3月の第一木曜日に開催。この日を皮切りに11月末の終競りまで定期的に競りを開催します。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により予定が変更となる場合があります。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

トップページ > シティインフォメーション > 広報・広聴 > 報道発表(プレスリリース) > 2022年(令和4年) > 3月 > 2022年(令和4年)3月3日 金魚のまち えどがわで「初競り」開催

  • LINE
  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • えどがわ区民ニュース