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更新日:2021年12月10日

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2021年(令和3年)12月10日 区内園芸農家で「シクラメン」の生産が最盛期

“年の瀬を彩る冬の鉢植えの代表格”

区内で花卉園芸を営む真利子農園(鹿骨6丁目)では、冬の鉢植えを代表する「シクラメン」の生産が最盛期を迎えています。

シクラメンは、地中海原産でサクラソウ科の植物。草丈約15センチ~25センチまで成長する多年草で、花びらが上にそり返った姿が篝火(かがりび)に見えることから、「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれます。秋から春頃までと比較的長く楽しめて、赤、ピンク、紫、白など色彩が豊富な点が特徴です。区内では、昭和50年頃まで10軒程度の園芸農家がシクラメンを栽培していたものの、手間がかかることなどから、現在では同園のみが生産を続けています。

同園でのシクラメンの栽培は、先代の武久(たけひさ/享年81歳)さんが当時ヒットした曲『シクラメンのかほり』をきっかけに本格的に取り組みはじめ、息子の典広さんが受け継いでいます。自家採取した種を前年の11月頃に蒔き、球根の成長に合わせて鉢の植替えを繰り返しながら、約一年をかけて育てます。暑さに弱く20℃以上の気温が続くと成長を止めてしまう性質があるため、夏場をいかに乗り切るかが鍵となっています。10年ほど前までは3か月ほど群馬県内に場所を移して栽培していましたが、現在はビニールハウス内で遮光ネットや大型扇風機を併用しながら温度自動調節機器で空調を管理して、日差しや湿気による傷みなどから保護しています。今期は約25種・2000鉢を用意しており、大輪系や花びらがフリルのようなフリンジ系が人気を集める中、小輪ながらも花立ちが多くボリューム感のある品種「ハイライト」も売れ筋とのことです。

本日(10日)、同園では店頭に出すのに備えて、花を中心に集めるため葉を整える「葉組み」などが行われていました。今年は天候がよかったため、遅咲きの傾向はあるが生育状態は良好とのことです。同園のシクラメンは、主に直売用として栽培。園に隣接する直売所「フラワーガーデンマリコ」で5号鉢・1,000円(税別)から購入することができます。また年始の縁起物とされる葉牡丹も100円(税別)から販売中。シクラメンと一緒に寄せ植えをすると、モノトーン色の冬の季節を華やかに彩ります。

真利子さんは、「置き場所と水やりに注意すれば、春ごろまで長く楽しめる花がシクラメンです。いい年を迎えられるように、お正月の彩りの一つとして、是非ご自宅でも育ててもらえれば」と話しています。

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