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更新日:2021年12月7日

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2021年(令和3年)12月7日 区内農家で小松菜の収穫が最盛期

“冬を迎えて今が旬!江戸川区の特産品”

「小松菜」発祥の地と言われ、全国でも有数の産地となっている江戸川区。区内で農家を営む石川農園(春江町2丁目)では、冬の旬を迎えた小松菜の出荷作業に勤しんでいます。

小松菜は緑黄色野菜のひとつとして、味に癖がないことから、汁物やおひたし、漬物、炒め物など幅広い料理に使われています。その名の由来は、旧西小松川村(江戸川区)に鷹狩りに来た徳川8代将軍吉宗公が地名から名付けたとも言われています。江戸時代から代々受け継がれ、現在でも区内の多くの農家が生産。「東京都農作物生産状況調査(令和元年産)」によると、江戸川区の小松菜収穫量は2819トンで、東京都内全体の収穫量(6988トン)の約4割を占め、長年にわたり都内一位の実績を誇っています。また、高級料亭で扱われるなど鮮度と品質の高さにも定評があります。冬場のこの時期は、寒さでアミノ酸の量も増え、ツヤがあり軸(根元)がより太くしっかりした美味しいものが育ちます。

石川農園では、総面積が約3,400平方メートルにおよぶ3カ所のビニルハウスで小松菜としんとり菜を栽培。小松菜は播種から収穫まで夏場では25日程度、冬場では40日程度を要することから、同じ畑で5回ほどサイクルしてほぼ毎日豊洲市場に出荷しています。夏場を含めた一日の平均収穫量は約300束・約150キログラム相当。市場が閉まる年末に向けて、400束を超える日もあります。また栽培にあたっては、100品種以上ある中から季節に応じたものを選んでおり、例えば夏場の時期には、葉枚の数が多く、高温期でも葉柄が太く株張りがしっかりとした「いなむら」を収穫しています。

現在、同園で栽培している小松菜の品種は「さくらぎ」。寒さに強く、根元から葉先までまっすぐで葉がからみにくい点が特長です。特に同園のものは見栄えもすることから、今月1日(水曜日)に行われた江戸川区農産物品評会で特選を受賞し高い評価を受けました。25センチメートルを少し超えるほどに育った小松菜は、江戸川野菜ブランドの証である「本場 江戸川野菜」と書かれた紫色のビニルテープで束ねられて出荷されていきます。

同園の6代目を継ぐ石川さんは、「この時期の小松菜は甘みが増して一番おいしい旬を迎えています。栄養価が高く、癖がないので料理もしやすい。是非多くの方に江戸川区産を食べてほしい」と話しています。

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