更新日:2021年8月10日
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江戸川区と山形県鶴岡市の友好都市盟約40周年を記念して、今日(10日)から、「江戸川区役所(中央1丁目)1階友好都市展示コーナー」では、世界最大級のクラゲ展示室がある「鶴岡市立加茂水族館」のクラゲと江戸川区特産の金魚の展示を開始しました。
同事業はコロナ禍の中でも、両都市を代表する魅力資源を互いにPRし、自治体間の交流をさらに深めようと企画されました。区役所では同水族館の「クラゲ」を、鶴岡市加茂水族館では区特産の「金魚」が相互に展示されています。
山形県鶴岡市と本区のつながりは昭和19年、戦況の悪化に伴い、区内の児童らが現在の山形県鶴岡市などに疎開したことがきっかけ。戦後、疎開経験者を中心に市民レベルで親交を深め、昭和56年5月25日に両自治体間で友好都市盟約を締結しました。40周年を迎えた今年5月には、オンラインで鶴岡市役所と江戸川区役所を結んで記念式典が開かれ、斉藤猛江戸川区長や皆川治(みなかわおさむ)鶴岡市長らが出席し、両都市の友好と絆をあらためて確認しました。
明治末期から始まったと言われている区内での金魚の養殖は、1940年頃には生産最盛期を迎え、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並ぶ金魚の日本三大産地の一つとなりました。急速な都市化で、現在は2軒の養殖業者を残すのみとなりましたが、江戸川区産の琉金が「全日本金魚品評会」で最高賞を受賞するなど、良質な金魚の産地として今もなお健在です。
「クラゲドリーム館」の愛称で親しまれる「鶴岡市立加茂水族館」は山形県内唯一の水族館。約60種類もの世界中のクラゲを展示しており、平成24年にクラゲ展示種類数世界一の水族館としてギネス世界記録に認定されました。直径5mの円形型水槽に約1万匹のミズクラゲが浮遊する「クラゲドリームシアター」などが人気を集めています。
加茂水族館から約6時間かけて運ばれた約5センチメートルのミズクラゲ5匹が、今日(10日)、区役所1階友好都市展示コーナーの幅60センチ・高さ32.5センチの水槽に展示されました。また、東京都淡水魚養殖漁業協同組合から提供されたリュウキンや出目金などの金魚5匹も、幅90センチ・高さ45センチの水槽に並んで展示され、水中を優雅に泳ぐ姿を楽しむことができます。両都市の友好の歩みを紹介するパネルや同水族館のパンフレットも設置され、来庁した区民らは足を止め、水槽の中をのぞいたり、クラゲや金魚と記念撮影をしたりしていました。担当者は、「優雅に泳ぐクラゲと金魚を気軽に観ることが出来るまたとない機会です。区役所に来庁する際は、夏の暑さを少しでも忘れ、涼しげな気分を味わってもらえたら嬉しいです」と話しています。
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