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更新日:2021年5月19日

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2021年(令和3年)5月19日 親子が楽しみながら自宅でできることを紹介『あしたのためにきょうやりたい50のこと』配付中

“#きょうはなにをしようかな?宣言下で図書館員が毎日発信した短文が冊子に”

自粛生活が長期化する中、親子が楽しみながら自宅でできることを紹介しようと、区立篠崎子ども図書館(篠崎町3丁目)では、冊子『あしたのためにきょうやりたい50のこと』を作成して、12日(水曜日)から来館者に配付しています。同館では、過去2回の緊急事態宣言下にほぼ毎日、身の回りあるものを使った工作や日常のささやかな出来事をあそびに変えるツイートを保護者に向けて発信。今回選りすぐりの50ツイートを取りまとめました。

区立篠崎子ども図書館は、原則的に一般書を置かずに児童書のみで約5万5千冊を抱える「子どものための図書館」として、平成22年に開館。子どもたちの知的好奇心や探究心を育み、自ら考える力と豊かな感性を養うことを目的とした「子ども未来館」内に併設されています。近隣には篠崎ポニーランドもあり、親子連れや子どもたちに利用されています。なお運営は、指定管理者の「篠崎SAパブリックサービス」が担っており、0歳児向けのおはなし会を始めとして、工作教室など定期的なイベントも多く開催しています。

同館は、過去2回の緊急事態宣言下でほぼ毎日、身の回りあるものを使った工作や日常のささやかな出来事をあそびに変えるツイートを発信してきました。きっかけは、昨年4月に緊急事態宣言の発令に伴い休館になったこと。館内でのイベントも中止となりましたが、思うように外出して遊べない子どもたちを慮って、自宅にいながらにして親子で楽しく過ごせるよう、在宅勤務中の同館職員がそれぞれアイデアを出し合いました。特にこだわった点は文章で表現すること。作り方や完成品を画像で提示するのではなく、あえて限られた文字数で伝えることで、子どもの想像力をかきたてようとしています。昨年4月28日に初めてツイートして以降、その数は121ツイートに達しました。子どもと試したいという保護者の声も寄せられ、同館のツイッターのフォロワー数も急増しました。今回の企画を発案した同館の藤原晶子チーフは、11名の全職員が在宅勤務を余儀なくされた経験を“穴ぐら”に例えて、「穴ぐらの中から考え出されたアイデアそれ自体が、コロナ禍で生活する際のメッセージとして、共感をもって受け止められたのではないか」と語りました。

『あしたのためにきょうやりたい50のこと』は、親子が楽しみながら自宅でできること紹介しようと、同館が発信してきたツイートのうち50ツイートを選んで冊子に取りまとめたもの。選定にあたっては、読むだけで印象に残るものに留意しました。例えば、『ダンボールでおうちを作ろう』は、具体的な製作の手順には言及せずに「その中でお昼ごはんをたべてみよう」と促して、空想する余韻を残しています。また、「夕方、暗くなりはじめたら、ゆっくり空をながめてみよう」で始まる『夜の入り口に立ってみよう』は、詩的な響きを感じられます。さらに子どもたちがイメージを膨らませられるよう幻想的な挿絵を添えたことも特徴です。

藤原チーフは、「ささやかな名前のないあそびが、終息の見えない明日を少しだけ輝かせてくれます。毎日を楽しむヒントとして、手に取って読んでもらいたい」と話しています。

『あしたのためにきょうやりたい50のこと』は、区立篠崎子ども図書館(開館時間:午前9時00分~午後5時00分)で配付中。在庫がなくなり次第終了となります。

写真:冊子『あしたのためにきょうやりたい50のこと』

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