更新日:2021年3月18日
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東京2020大会に向け、若者のアイデアを活かしたラッピングバスを活用して、江戸川区の魅力を広く伝えようと、江戸川区、関東第一高等学校(松島2丁目)、京成バス株式会社(市川市八幡)の三者で取り組む「えどがわの魅力発見!発信!!~地域活性 産学公連携プロジェクト~」。完成したバスのお披露目会が本日(18日)、同校で行われました。
地域への関心と愛着を高めてもらおうと、今年度同校の3年生のうち美術の授業を受講した12クラス479名が参加。昨年11月4日に行った区職員による出張授業を皮切りに、区の魅力を題材に様々なデザインを考案してもらいました。今回は、新型コロナウイルス感染症の感染防止を図るため、グループに分かれて活動をするのではなく、個人で制作に挑むことに。完成したのは約400作品で、各クラスの選考を経て、代表作品19点を選定。1月27日に関係者を招いて行われたコンペティションで高い評価を得た上位6作品から、1年生・2年生による人気投票により採用作品が決定しました。
採用となった作品は、山口義斗(やまぐちよしと)さんがデザインしたもの。タイトルは「自然溢れる町~えどがわ~」。山口さんが実際に地域を巡って印象に残った区内の自然の様子をもとにして、「昼」と「夜」の対比をコンセプトに添えました。暖かな日差しの中を咲き誇る“区の花”のツツジと、月光に照らされて泳ぐ区名産の江戸川琉金のイメージがバスを華やかに彩ります。さらに全体を貫く緩やかなラインは、江戸切子に用いられる「麻の葉模様」を使って、水面の清らかな江戸川を表現しています。採用にあたっては、デザインに一貫性があり丁寧に描き込まれていて完成度が高いこと、色合いも鮮やかでコントラストも高く人目を引くことなどの点が特に評価されました。
本日(18日)午後1時から始まったお披露目会では、3月2日卒業を迎えた山口さんをはじめとして、学校長や京成バスと区の関係者など15名が参加。代表者がそれぞれ挨拶をしてテープカットを行うなど、和やかな雰囲気の中で終了しました。記念撮影に応じた山口さんは、卒業後は大学に進学してデザインを学ぶこととしており、「大きな励みとなった。自分の描いたデザインが形になってとてもうれしい。江戸川区には身近なところに魅力がたくさんあることを、ラッピングバスを通じて多くの人に知ってほしい」と話しました。
なお、式典終了後、山口さんは、関係者に見送られながら、バスに試乗して学校付近周回へ出発しました。今回完成したラッピングバスは1台。JR新小岩駅やJR小岩駅を起点に発着する京成バス各路線で、区内を毎日運行しています。
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