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更新日:2020年12月21日

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2020年(令和2年)12月21日 郷土資料室企画展「江戸川区よろず趣味の百貨展」開催中

近代以降の生活を彩った雑貨を通して、江戸川区が都市化し消費文化が定着していく歴史の一片を知ってもらおうと、江戸川区郷土資料室(松島1丁目)では企画展「江戸川区よろず趣味の百貨展」を開催しています(3月7日まで。入場無料)。

明治初期から昭和30年代にかけて江戸川区は、農村から都市へと変貌していく過程にありました。生活様式が洋風へとゆるやかに切り替わる中で、市井の人々が銘々に趣向性を反映したものを所有するようになり、消費文化が定着し始めたのがこの頃です。昭和10年頃に春日町商店街が平井駅南側に出来上がったのを始めとして、日常生活に必要なものを取り揃えられるよう、小岩駅周辺や幹線道路沿いに商店街が生まれました。一方、当時流行の発信地だったのが百貨店。そこで買い物をするのが一つのステータスで、皆がわくわくするような空間でした。区内でも都心への交通網が発展するにつれて、乗り合いバスや鉄道を乗り継いで行けるように。特に昭和27年に都内で初めて開通したトロリーバスが今井橋から上野公園まで路線をつなぐと、交通利便性の向上に大きく寄与しました。なお同路線は道路事情により昭和43年に廃止されました。

同企画展では、区郷土資料室が所蔵している約1万2千点の資料の中から今まで未公開だったものを中心として、近代以降の生活雑貨など50点以上を紹介。区民から寄贈・寄託いただいたものが多数含まれており、それぞれこだわりと愛着をもって使用されていたことが想像されます。例えば和装用の外套として流行したインバネスコートには「MATSUZAKAYA」のブランドタグが付いていて、百貨店の商品が理想の紳士を装うアイテムであったことが分かります。また展示資料の中で最も古いものは、明治20年代の三輪車。鉄を鍛えて成形された車体が特徴で、鍛冶職人が見よう見まねで製作したものと考えられます。当時は富裕層の遊び道具でした。さらに座型ライティングビューローなどを展示。生活の洋式化を進める政策の中にあって暮らしに合わせて工夫して取り入れていた様子を垣間見ることができます。なお会場は昭和時代の百貨店のディスプレイをイメージして、ショーウインドーを模したりマネキンを用いたりして、当時のわくわくする空間を演出しています。

企画した杉田学芸員は、「さまざまな装身具や生活用具を、百貨店のイメージを取り入れてまとめて紹介しました。自分の好みにあわせてものを選び所有する喜びや充足感は今よりも深かったかもしれません。時代を反映したデザインやかたち、長く使うために施された工夫など、一つ一つじっくり見てほしい」と話しています。

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