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更新日:2020年12月14日

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2020年(令和2年)12月14日 古民家・一之江名主屋敷で「すす払い」

“新年を清々しく迎える年中行事”

江戸中期の建築様式を現在に伝える「一之江名主屋敷(春江町2丁目)/都指定史跡・区登録史跡」では本日(14日)、年神様を迎える準備のための年中行事「すす払い」を行いました。

一之江名主屋敷は、江戸時代初期から一之江新田の名主を務めた田島家の居宅。約2,000坪もある敷地には、江戸中期の建築様式を伝える三本溝の敷居や鴨居が残された茅葺きの曲り家造りの主屋、屋敷のまわりには防風林や堀などが残されています。当時の様子を伝える貴重な建造物として、常時一般公開を行うとともに、古民家解説会、雛人形や五月人形の展示、昔ばなし会などの季節に応じたイベントも開催。近年は外国人観光客も増加して、昨年度は約8,000人が訪れました。一方、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で一般公開を一時中止せざるを得なくなり、来場者数は減少傾向にあります。

「すす払い」は、新年に年神様を迎えるにあたり、屋敷の内外を掃除する年中行事。すすとともに一年の厄も祓い、心身を清めて正月を準備するために行われます。同屋敷では、茅葺屋根を害虫などから守るのに、土間のかまどを使って毎月いぶし作業を実施。桁や梁、茅葺き屋根の内側には、すすや埃がよく溜まることから、毎年この時期に、敷地内の竹林の笹の葉で作製した“特製のはたき”で払い落とします。

本日(14日)9時30分から始まった「すす払い」には約10名の職員が集合。例年協力を依頼していた区民ボランティアの参加は感染防止のために見送られました。頭に帽子や手ぬぐいなどを被り、手には軍手、口元にはマスクを着用して作業に取り掛かります。初めに、火棚や台所の調度品などを屋外に移動。その後、天井から落ちてくる黒いすすで床や囲炉裏が汚れないよう足元にブルーシートと新聞紙を敷き詰めたところで、“特製はたき”が持ち込まれます。はたきは、長さ約4メートルの竹の先に約1.5メートルの笹10本~12本を括りつけたもので、手にして伸ばすと高さ7メートル超の天井まで届きます。両手でしっかりと握ったはたきを持ち上げて天井や梁、柱などを払うと、黒いすすが一気に舞い上がりました。1時間ほどで作業は完了し、新年を迎える準備が整いました。

区教育委員会の樋口政則(ひぐちまさのり)学芸員は、「例年時季に応じたイベントなどを行って使用保存に努めてきたが、今年は新型コロナの影響で開催することができなかった。すす払いによって一年の厄を祓い、来年は感染が終息するよう願っている」と話しています。

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