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更新日:2019年9月11日

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2019年(令和元年)9月11日 「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」基本構想発表

「魔女の宅急便」などの原作者として知られる区ゆかりの国際アンデルセン賞作家、角野栄子(かどのえいこ)さんが本日(11日)、斉藤猛江戸川区長と記者会見を開き、「なぎさ公園(南葛西7丁目)」に建設予定の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本構想を発表しました。

角野さんは幼少期から20代前半までを江戸川区北小岩で暮らしました。2018年8月、児童文学のノーベル賞と言われる国際アンデルセン賞作家賞に選ばれたことを受け、区はその功績を称えようと同年12月に「江戸川区区民栄誉賞」を創設。今年1月に初の受賞者として表彰しました。その後、角野さんの作品の世界観とその功績を後世に継承し、児童文学の素晴らしさを発信する児童文学館を「なぎさ公園」に開設する計画を公表。今年5月、斉藤区長は角野さんに全面的な協力を依頼し、相互に連携を強化する確認書を取り交わし、基本構想の検討を重ねてきました。

基本構想で掲げる施設の目的は3つ。1「角野栄子氏の偉大な功績と、その物語の世界観を、区の誇る文化として継承し、児童文学の素晴らしさを発信していく」、2「子どもたち自身が自由に『本』と親しむ場をつくる」、3「イベントや体験を通して、子どもたちの想像力と創造力を育む場にする」としています。具体的な内容案について、1では角野さんの功績や資料を展示するとともに、角野さんが創作活動をする仕事部屋を模した空間をつくります。2では、角野作品をはじめ世界の児童文学作品の収蔵や、「魔女の宅急便」原作の「コリコの町」の雰囲気をイメージした読書室(添付イラスト)を設け、子どもたちが自由に本を選び、自由に読書ができる環境をつくります。3では、お話し会や工作などの様々な催しによって、豊かな感性を育む機会をつくります。なお、施設との調和を図るために、周辺の環境整備も行う予定です。

会見で斉藤区長は「角野先生の世界観や偉大な功績を江戸川区民そして全国の子どもたちに享受してもらいたい。児童文学館ができることで、江戸川区の文化の幅が広がるとともに、新たな化学反応が起こるのではないかと期待しています」と話しました。また、角野さんは、「子どもたちが自由に本に接したり、物語の世界を想ったり、そこからまた何かを生んでいこうと思ったり、そういう空間を作りたい。大人のおしつけではなく、子どもたちの気持ちがワクワクするような施設になったらいいなと思います」と話しました。

同館は「なぎさ公園」内の展望の丘の広場約800平方メートルに建設される予定。区は2022年度中の開館に向けて、今後基本設計・実施設計を行うパートナー企業を公募する予定です。

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