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更新日:2021年2月15日

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葛西沖 vol.10 自然と都市が調和したまちづくり

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

フレッシュなまち清新町

昭和47(1972)年から平成8(1996)年にかけて行われた「葛西沖開発土地区画整理事業」。葛西沖を埋め立てた造成地には、都市と自然との調和を目指し、”住”のまち「清新町」、”職”のまち「臨海町」、そして”遊”の場に当たる葛西臨海公園・葛西海浜公園からなる、三つのエリアがつくられました。
新左近川以北、中川・荒川に近い約95.7ヘクタール(陸地は66.7ヘクタール)の埋め立て地に生まれた清新町は、「葛西クリーンタウン」の愛称も持つ都市型住宅地。町名はたくさんの候補の中から「フレッシュで新しいまちをイメージできる」名前として選ばれました。
集合住宅の建設に当たっては、「箱形の建物が建ち並ばないよう建物の高低に変化をもたせ、緑と空間を多くとってほしい」との区の要望が踏まえられ、中層・高層・超高層の住宅がゆとりある敷地に変化をつけて配置されています。昭和58(1983)年から入居が始まり、わずか3年後の昭和61(1986)年3月には約2万人が暮らすまちに成長しました。

交通の要衝で流通の拠点 臨海町

新左近川以南の埋め立て地に誕生した臨海町は、東京湾に残された貴重な海辺である葛西沖に接する立地から名付けられたまちです。
首都高速道路や環状7号線が交差する交通の要衝に当たり、葛西トラックターミナルや東京都中央卸売市場葛西市場、東京団地倉庫など産業を支える流通拠点のほか、学校、病院、下水処理場など暮らしに深く関わる大規模な施設が計画的に配置されています。
そしてこの臨海町の南に広がるのが葛西臨海公園と葛西海浜公園で、二つのなぎさの周囲によみがえったきれいな海を楽しむことができるレジャーの場として親しまれています。

豊かな自然を育み人と生物が共生する都市

葛西沖開発によって生み出されたこれら新たなエリアは、充実した都市機能の整備と葛西沖の豊かな自然の再生によって人間と生物との共生を見事に実現し、区内はもちろん、広く東京都全体の活力と住みやすさに寄与しています。
さらには、生物の宝庫である葛西海浜公園のなぎさとその一帯がラムサール条約湿地に登録されたことが示すように、葛西沖開発が生んだ江戸川区での自然と都市の共生のかたちは、今や世界に誇れるかけがえのないものとなっているのです。

画像:葛西沖

「もっと知りたい!葛西沖」は今回が最終回です。連載でご紹介した内容をさらに掘り下げた冊子「葛西沖の歴史」の刊行を3月に予定しています。
連載へのご意見・ご感想および同冊子についてのお問い合わせは都市計画課調整係へ 電話:03-5662-6368

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このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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