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更新日:2020年11月1日

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葛西沖 vol.3 葛西によみがえった自然

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

葛西沖の歴史と快適な暮らしのために進めてきた開発の歩みについて、全10回でお届けします。

海上公園構想の一環で整備された2つの公園

「ラムサール条約湿地」として知られる葛西海浜公園は、荒川と旧江戸川の河口に広がる「三枚洲(さんまいす)」と呼ばれる天然の干潟を含む浅瀬の海域と、2つの人工干潟(西なぎさ・東なぎさ)からなる公園です。
この公園は、約50年前の昭和46(1971)年に東京都が公表した「海上公園構想」が具現化したものです。水域における自然環境の保全および回復と、水に親しめる場所として葛西沖開発土地区画整理事業による埋め立てによって造られ、平成元(1989)年に葛西臨海公園と共にオープンしました。

豊かな海を取り戻そうという世論が後押しに

葛西海浜公園を含む臨海町・清新町付近は昭和47(1972)年の埋立事業前、「葛西沖」と呼ばれていました。葛西沖は、海苔(のり)や魚介類の豊かな漁場があり、水鳥が飛び交い、水遊びや釣りなどが楽しめる、日々の暮らしと深く交じり合う場でした。
しかし、高度経済成長期に入ると水質汚染や地盤沈下が深刻化し、高潮に備えるための防潮堤もかさ上げされ、海との関わりが失われていきました。そうした中、東京湾でも数少ない天然の干潟を残していた葛西沖の環境を守ろうという世論が高まり、埋め立て事業と合わせ、三枚洲の自然保護と回復を目的とする葛西海浜公園の整備が行われることになったのです。

素晴らしい自然を未来へ

その後、公園一帯は多くの方々の取り組みもあり、豊かな自然環境が回復しつつあります。干潟では毎年120種以上の鳥類が確認されているほか、クロツラヘラサギなど世界的にも希少な野鳥も見られ、冬にはスズガモなど数万羽の野鳥が飛来する国際的にも重要な飛来地となっています。人の立ち入りが禁止された東なぎさに広がるヨシ原は、トビハゼなど干潟を好む魚類やカニなどの底生生物のすみかとなっています。
都心の近くにありながら、広大な干潟環境が保全され、人々の多様な営みが豊かな自然と共存するこの公園は国際的にも貴重な事例といえます。平成30(2018)年10月、公園の干潟環境は都内初となるラムサール条約湿地に登録されました。国際的に重要な湿地と認められたことは、区の自然豊かな環境を世界にアピールする好機にもなりました。
区では、都市と自然との調和を実現した葛西沖開発の歴史と、残された自然環境を地元自治体の誇りとして大切にするとともに、適切な保全と環境教育をはじめとするワイズユース(賢明な利用)を通じ、この貴重なエリアを次世代へつなぐ取り組みを進めていきます。


スズガモ


トビハゼ

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