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更新日:2022年4月1日

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特集「未来に向けた」思いやり ともに生きるまちを目指す条例を紹介します

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

 

区が7月1日に制定したこの条例は、今日生まれた子どもたちが生きる2100年の未来に向けて、共生社会の実現のために区の果たすべき役割を定めたものです。
今回の特集では、条例の概要や区のこれまでの共生社会への取り組みなどをご紹介します。

ともに生きるまちを目指す条例 全文

ともに生きるまちを目指す条例 前文
ともに生きるまちを目指す条例

この条例は、特徴ある「前文」と全8条からなる「条文」で作られています。
ここではその主な内容についてご説明します。

短い文章に思いを込めた「前文」

みんなで目指す未来のまちの姿を分かりやすく伝えるため、「ともに生きる」をキーワードに短い文章でメッセージをまとめています。また条例の理念や制定への決意も記し、条例全般にわたる解釈や今後の取り組みの基準にもしています。
このような形の前文を設ける条例は、全国的にも大変珍しいものです。

共生社会の意味と必要性(第1条、第2条関係)

区・区民・事業者が目指すまちの姿やそれぞれの役割を明文化しました。共生社会については、全ての人が多様性を認め合い、支え合い、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会と定義しています。

区に関わるみんなの役割(第3条、第4条関係)

共生社会の実現は、区が主体となり、区民・事業者と一緒に取り組むと明記しています。また区民・事業者には、共生社会に関する知識・理解を深め、自ら考え・行動し、協働していただけるようお願いをしています。

区が行うこと(第5条、第7条、第8条関係)

さまざまな場で共生社会について学び、実践できるように、区は条例の理念を最大限に尊重しながら、意識の形成、理解の促進に取り組むことを示しています。

もしもの災害に備えた対応(第6条関係)

災害が起きたときこそ、さまざまな人の個性・背景が尊重されるべきで、多様性に配慮した対策が求められます。
水害などのリスクが高い本区だからこそ、この項目を設けています。

条例を見た区民の思い

「ともに生きるまちを目指す条例」を、皆さんはどのように受け取っているのでしょうか。さまざまな年齢や立場の区民5人の方にインタビューしました。

未来への思い 自分らしく生きる!!

中村 来夢(なかむら らいむ)さん

人はそれぞれ違うので、その違いを受け入れられる区になってほしいです。江戸川区が先頭に立ってそのような社会を目指してほしいと思います。私自身は、何らかの形で共生社会の実現に貢献できるような人になりたいです。

未来への思い 幸せな未来のためいまできることを!

青木 香保里(あおき かおり)さん

一人ひとりの区民を大切にしてくれる江戸川区らしいすてきな条例だと思いました。子どもたちには、さまざまな違いのある人々を特別視するのではなく、みんな一緒に暮らす仲間だということを教えていきたい。子どもの想像力は無限大。きっとより良い未来を切り開いてくれると思います。

未来への思い 楽しいと思ったことにとりあえず挑戦する

永井 裕太(ながい ゆうた)さん

条例の「ともに生きる」という言葉が、僕たちの世代が漠然と抱く将来への不安を払拭し、希望を与えてくれます。僕は仲間と、SDGsの視点でレシートを減らす活動をしています。自分たちも動き、変えていくことで新たな希望も生まれると信じています。

未来への思い 未来は(全てのことが改善されて)良くなる

カンタポン・チャンプラセルトさん

私は江戸川区に住んでいて嫌な目に遭ったことがありません。人がとても親切で、ダイバーシティを目指す環境が整っていると思います。この条例ができて表示物の多言語化などがさらに進めば、もっと住みよいまちになると思います。日本で学んだ「共生」の気持ちを、母国であるタイにも伝えたいです。

未来への思い 光る子供に未来をつなげたい!

小川 昭子(おがわ しょうこ)さん

弱い立場の人を一方的に援助するだけでなく、支え合う社会を目指していくと感じ取れました。私も望んでいたことで、区政が次の段階に進んだと思いました。2100年は、人と比べない社会になってほしいですね。私が養育する里子には、先人への感謝を忘れずに心の豊かな人になってほしいです。

思いを「かたち」に

区がこれまで「かたち」にしてきた共生社会への取り組みと、皆さんがこれから共生社会について考えるきっかけとなるトピックスを紹介します。

これまでの歩みSUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

共生社会の実現に向け、先導的に取り組んできた私たち

2017年

7月 オランダのホストタウンに登録
オランダはパラスポーツの先進国。「Game Changerプロジェクト」ではオランダからパラアスリートを招き、スポーツを通じた共生社会づくりを学んでいます。


「Game Changerプロジェクト」での、義足による歩行体験

2019年

10月 先導的共生社会ホストタウンに認定
共生社会を実現するために、先導的・先進的なユニバーサルデザインのまちづくりと心のバリアフリーに取り組む自治体として国から認定されました。


道路のバリアフリー化のために設置された「ゼロ段差擦り付けブロック」


「なごみの家」は、誰もが集える地域拠点


パラスポーツ促進のために漫画を刊行しました

2020年

10月~ 「えどがわ未来カンファレンス」開催
さまざまな分野の有識者が集まり、専門的見地、区民の立場から共生社会の在り方などを議論しています。


乃木坂46の山崎怜奈さんもカンファレンス委員として出席

2021年

5月 「SDGs未来都市」選定
SDGs達成に向け、優れた取り組みをしている自治体として認められました。

7月 「ともに生きるまちを目指す条例」制定

今後のトピックス

著名作家とコラボレーション!
区の共生社会に関する理念や思いを「絵本」や「ものがたり」にして、皆さんに分かりやすくお伝えします。

今年の秋ごろ 共生社会の「ものがたり」

石田衣良さん小説家 石田衣良(いしだいら)さん
プロフィール

「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞、続編を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞。著書に『眠れぬ真珠』他映画ドラマ化作品多数。YouTube、ニコニコ動画で『石田衣良の大人の放課後ラジオ』配信中。

江戸川区はぼくが生まれ、大人になるまで暮らした懐かしい思い出の地です。今も小中学校の友人がたくさん住んでおり、毎年同窓会に参加しています。このたび、新たなキャンペーンに短い「ものがたり」で参加できること、とても楽しみで、光栄に思っています。

来年の春ごろ 共生社会の「絵本」

かめおかあきこさん絵本作家 かめおかあきこさん
江戸川区の皆さんに、江戸川区の未来をワクワク想像しながら読んでいただける絵本にしたいと思っております。楽しみに待っていてくださいね!

撮影:石黒ミカコ

 

 

 

たのしみにまっててね
かめおかあきこ さんの書き下ろしイラスト

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