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更新日:2021年8月1日

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パラリンピック採火式映像作成中!! 共生の火はあなたの中にも

CCBY 但し、画像データは除きます

 

 

 

東京コミュニケーションアート専門学校から特別レポート

映像制作に取り組む講師と学生の皆さん(撮影時のみマスクを外していただきました)

東京2020パラリンピックの開幕に当たり、全国をリレーし、大会期間を通じて掲げられる聖火。その火が都内の全区市町村ほか各地で採火された種火を集めることで完成するものであることをご存じでしたか?江戸川区で採火式が行われるのは8月20日(金曜日)(予定)。その日のために、共生社会を目指す江戸川区の姿とじっくりと向き合い、採火式の準備に打ち込む若者たちがいます。

”洗練”や”かっこいい” ではなく…

区内2カ所で予定されるパラリンピック聖火採火式のうち、東部地区で行われる式典では、共生社会を表現した映像の中の火が実際の火として取り出され、来たる聖火リレーに向けて運び出される―という演出が予定されています。鍵となる映像の制作に取り組むのは、西葛西にある東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の有志50人。10班に分かれて各工程でアイデアを競い合いながら、最終的に一つの作品を完成させることを目指しています。
「当初は動画制作を学ぶ2~3年生を想定して募集をかけたのですが、他分野の学生や、入学間もない1年生もどんどん集まってきて、ついには『こんなにいたら割り振る仕事の方が足りなくなるぞ』というくらいの規模になっていました」


泉紀行さん

そう笑って話すのは、映像制作のプロとして第一線で活躍しつつ、同校で28年間にわたって教壇に立つ泉紀行(いずみきこう)さん。集まってきた学生たちとまず共有したのは、「今回作る映像は、式典のその場限りでなく、江戸川区の地元の人々の心に末永く刻まれる性質のものなのだ」ということだったと言います。
「そうであるならば、目指すべき作品は、普段、商業媒体を想定して作っているようなかっこいいもの、洗練されたものとはおのずと違ってくるだろうと。例えば下町らしい人の温かさ、23区内とは思えないような豊富な緑、外国人が多いことなどからくる多様性―そうした環境の下での江戸川区の人々の”暮らし”を描いていこうということを確認したのです」

”認め合う”社会へ


坂本晴夏さん

各班で映像の背骨となる企画書を考えるに当たり、まず足掛かりとして取り組んだのは”共生社会”という普段使いでない言葉を自分たちの言葉に言い換えるということでした。卒業を控える3年生・坂本晴夏(さかもとはるな)さんがリーダーを務める班が選んだ言葉は「認め合う」。
「『じゃあ”認め合う社会”に必要なものは何だろう』と問うのが次のステップでした。メンバーの中には、身近な人が同性愛者だという理由で偏見を持たれるのを見てきたという声が複数ありました。そうした他者に対するレッテルをまず剝がしてみることではないか。素直な目で見てみることが必要なのではないか。その先に認め合うことがあるのではないか―そうした共通認識からこの班の制作はスタートしていきました」と坂本さん。

この共通認識について、「とはいえ、あまり難しく考え込み過ぎないことも大事そうだという直感もありました」と付け加えたのは、この春に入学したばかりの1年生、有島光輝(ありしまこうき)さんです。
「作業に行き詰まってちょっと外を歩くと、区内の緑の多い景色や、穏やかに過ごしている家族連れの姿が自然に目に入ってきます。この風景を、班の議論でも出てきた”素直な目”でもって自然体の映像にできたら、それだけで江戸川区の共生社会を十二分に表現できるんじゃないかなと」(有島さん)


有島光輝さん

聖火のようにリレーで形に


遠藤愛さん

制作工程がいよいよ大詰めに差し掛かる7月のタイミングで、学生の皆さんに採火式本番を迎える心境を尋ねてみました。
「企画が固まってコンテ(映像の台本)が形になった時、私はもうそれを眺めるだけで感動してしまっていました」と振り返るのは、有島さんと同じく1年生で参加の遠藤愛(えんどうあい)さん。「私は作り手の側ではありますが、今の時点で一番、採火式を楽しみにしている一人かもしれません。それくらい自信をもって皆さんにお届けできる映像ができつつあると思います」
後輩の初々しいコメントにうなずきながら、班のリーダー・坂本さんが口を開きます。「企画・編集・素材作成などの各工程を担当してきた全メンバーや、協力してくださった地域の方の手を、まさに聖火リレーのように伝って形になろうとしている作品です。きっと世代を超えて江戸川区の皆さんの心に残る映像になるだろうと確信しています」

パラリンピック聖火の国際的な理念は「パラリンピック聖火はみんなのものであり、パラリンピックを応援する全ての人の熱意が集まることで聖火を生み出す」というものです。ご紹介した学生たちが映像制作を通じて形にしようとしているのは、まさに区民の皆さんの中にある”熱意”。8月20日の採火式本番、そこから共生の火がともされるのを、ぜひ楽しみに待っていてください。

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