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更新日:2021年3月1日

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特集 歯つらつ、長生き!

CCBY 但し、画像データは除きます

 

区では健康寿命を延ばす取り組みの一環として、65歳以上の方を対象に「江戸川歯つらつチェック(口腔ケア健診)」を実施しています。口内の環境と健康寿命、一見深い関係がなさそうに見えますが、実は大きく関係しています。

図 平均寿命と健康寿命(平成28年)
平均寿命:厚生労働省「平成28年簡易生命表」より引用
健康寿命:厚生労働科学研究班が算出

はつらつと健康に長生きしたい

人生100年時代、あなたはどんな老後を過ごしたいですか。せっかく長生きするなら寝たきりではなく、はつらつと健康に過ごしたいですよね。
日本人の平均寿命は年々延びており、世界でもトップクラスの長寿国です。しかし、全員が元気に長生きしているというわけではありません。介護などの支援が必要になる方や寝たきりになってしまう方もいます。何歳まで生きるかという「平均寿命」だけではなく、何歳まで介護などの支援が必要なく健康で生きられるかという「健康寿命」を意識することが、健康に過ごすためには大事なことです(図)。

口の健康が長生きの秘訣
健康寿命を延ばすために重要なのが口の機能です。口は「話す」「呼吸をする」「表情をつくる」「食べる」といったたくさんの役割を果たしていますが、この働きが低下すると「むせる」「のみ込めない」などさまざまな問題が出てきます。また、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。誤嚥性肺炎とは、口の中で繁殖した細菌が唾液や食べ物と共に気管や肺に入り込むことで発症する病気です。口の機能を健康に維持することが、身体の老化や病気を予防するのに大切なのです。

口の健康度をチェックして健康な毎日を
最近、お茶や汁物などでむせたり、食べ物がのみ込みにくくなったりしていませんか。心当たりがある方は注意が必要です。しかし、心当たりがない方も安心してはいけません。自分では気付かないうちに、口の機能が低下している可能性もあります。江戸川区では65歳以上の方を対象に「江戸川歯つらつチェック」を実施しています。毎年受診し、口の状態を確認してもらいましょう。

健診でお口の健康をチェック

江戸川歯つらつチェック(口腔ケア健診)

期間:通年実施
(注)受診は年度内に1回のみ。
場所:区内指定歯科医療機関
(注)区ホームページをご覧いただくかお問い合わせください。
対象:区内在住の65歳以上の方
(注)成人歯科健診対象の方は除く。
費用:無料(治療は別途有料)
持ち物:本人確認できるもの(健康保険証、運転免許証など)
申し込み:区内指定歯科医療機関に直接予約

問い合わせ

後期高齢者医療制度に加入の方⇒健診係 電話:03-5662-0623
そのほかの方⇒介護保険課事業者調整係 電話:03-5662-0032

このステッカーが目印 口腔ケア健診会場 江戸川歯つらつチェック

江戸川歯つらつチェックの検査内容

歯の状態:歯の本数や入れ歯の有無を確認します。
舌の機能:舌の機能が働いているか確認します。発音チェックの機械を使い、5秒間「タタタタ…」と細かく繰り返し発音し30回以上言えれば舌が正常に動いているということになります。
咀嚼能力:かむことができる食品を調べ、かむ力の状態を確認します。
嚥下機能:のみ込みについて気になることはないか確認します。
問診:生活や健康状態の問診を行います。外出頻度や服薬の状況などと口腔内の環境は大きな関係があります。
口腔衛生状況:口の中の汚れなどを確認します。汚れが目立つ場合、歯磨きの指導を行います。
口腔内の乾燥:口腔内の乾燥を確認します。唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥することがあります。

歯科医師にインタビュー! 口腔ケアと「江戸川歯つらつチェック」で口の健康を守る

口の健康を守るために大切なことは何か、公益社団法人 東京都江戸川区歯科医師会の金沢紘史(かなざわひろふみ)さんに話を伺いました。

よく話し、よく笑い、よく食べる

─口の健康が長生きにつながるというのは本当ですか。
「むせる」「かたいものが食べられなくなる」「のみ込みに時間がかかる」など口に関する症状が出ると、全身にも影響を及ぼし病気につながるというデータが多く出ています。口の健康が身体の健康や長生きにつながっているといえるでしょう。そのため、口の健康を守る口腔ケアが大事になります。
口腔ケアには二種類あり、一つが口の中の衛生を保つ「器質的ケア」。歯磨きや舌苔(舌に付着する白いこけ状のもの)除去を行い、口の中を清掃することで細菌を減らし、炎症が起こらないようにします。もう一つが口の周りの筋肉を保つ「機能的ケア」。筋肉の塊である舌や、食べ物を食べるときに必要な口唇、頰の筋肉などの機能を低下させないようにします。普段の会話や食事自体が機能的ケアにつながりますので、家族や友人とよく話し、よく笑い、よく食べるようにしましょう。

自分の口の健康を意識する

─口の健康が保たれている方にはどのような共通点がありますか。
自分の身体に関心を持ち、高い意識を持っている方が多いです。さらに、そうした方々は歯科医院を定期的に受診しています。
歯や口の健康は、自分で積極的に守ることができます。しかし、年齢を重ねると、知らず知らずのうちに栄養不足や体力低下が起こり、口の機能が低下します。その変化を、自分で分かっていないことが問題になるといえます。特に、筋肉は徐々に衰えていきますので、機能的な部分は定期的に歯科医院で診てもらうことが大切です。私も歯科医師として、全身の健康を考えながら口の健康を守ることを意識しています。「痛みを治す」だけではなく「自分の変化に気付く」「健康を維持する」ための受診を積極的に行ってください。そのために「江戸川歯つらつチェック」を受けることは、よいきっかけになります。
平成30年から行っている「江戸川歯つらつチェック」では、食べること、のみ込むことなど口の機能の健康度をチェックします。昨年度は7000人以上の方が受診されました。チェックを受けることで、今の状態や課題を確認し、健康的に生活するための指標にすることができます。また、「江戸川歯つらつチェック」では歯科医師が確認した後、現在の状態や今後必要なことなどを丁寧に説明しますので、家でも意識して生活してもらえるとうれしいです。

健診を受診して健康度を高めましょう

─最後に区民の皆さんにメッセージをお願いします。
江戸川区は、介護と医療の連携が取れており、「江戸川歯つらつチェック」をはじめ、さまざまな健診が充実しています。区民の方は無料でこういった健診を受診することができる、幸せな環境にいると思いますので、対象になったらきちんと受けていただき、自分の健康度の維持・向上を目指してください。


金沢 紘史さん

お家でお口の健康を守ろう

日常の口腔ケア

毎日の口腔ケアで口の健康を守りましょう。口腔ケアの方法はかかりつけの歯科医院でアドバイスを受けてください。また、区ホームページでも歯磨きのポイントなどを紹介しています。

歯磨き

歯ブラシの毛先を歯に直角に当て、軽く小刻みに1カ所で20回振動させます。
鏡を見て、歯・歯肉・舌のチェックをしましょう。

デンタルフロス・歯間ブラシ

歯と歯の隙間がない方はデンタルフロス、隙間が大きい方は歯間ブラシを使って、歯と歯の間の汚れを落とします。


デンタルフロス


歯間ブラシ

健口体操

「健口体操」を行うことでのみ込みがスムーズになり、誤嚥の予防につながります。また、口の中もきれいになります。いつまでも、おいしく、楽しく、安全に食べるために、健口体操を続けましょう。
区ホームページで健口体操のやり方を詳しく紹介しています。

ういうい体操(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

唇をしっかり動かし、「う・い・う・い・う・い…」と声を出して5回繰り返す

ベロ体操(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

定期的に歯科医院でクリーニングしてもらうりん
江戸川区8020(ハチマルニイマル)応援キャラクター「リッパー」

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