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更新日:2020年11月15日

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特集 子どもたちに「自分でつくった、できた」の喜びを

CCBY 但し、画像データは除きます

 

特集 インタビュー 亀井 佑子さん すくすくスクール ボランティア 愛国学園短期大学 特任教授

江戸川区の全小学校に設置されているすくすくスクール。いつも子どもたちの楽しそうな声が響き渡っています。すくすくスクールでは地域の方々が、長年培った知識や経験を生かして運営に協力してくださっていますが、今回はその一人として、縫い物・編み物講座を主催する亀井佑子さんにお話を伺いました。

─亀井さんは現在、西小岩にある愛国学園短期大学で家政科の特任教授を務めていらっしゃいますが、主にどのような研究や活動をされているのでしょうか。
家庭科教育における生活文化の研究や外部の専門学校講師、家政学での地域貢献などを行っています。中でも、すくすくスクールで行っているボランティアと家庭生活アドバイザー注1としての地域貢献活動を柱に活動しています。おやつ作りを通した高齢者と子どもの交流会の開催など、これまで身に付けた家政学の知識や技術を生かした取り組みを始めていましたが、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で足止めされている状況です。すくすくスクールの講座も今年は中止になってしまい残念ですが、落ち着いたらまた精力的に活動していくつもりです。
─平成26年に中小岩小学校すくすくスクール、翌年には西小岩小学校すくすくスクールで縫い物・編み物講座が始まったそうですね。どのようなきっかけだったのでしょうか。
私が所属している「生活やものづくりの学びネットワーク注2」東京実行委員会の活動の中で地域で講座を実施したいと思い、江戸川区に相談したのが始まりです。はじめは共育プラザ小岩から依頼をいただき、ものづくり講座を行いました。その後、ご縁があり中小岩小学校すくすくスクール、西小岩小学校すくすくスクールへと活動の幅を広げていくことになったんです。現在は年2回、夏に縫い物講座、冬に編み物講座を行っています。
─講座の内容を詳しく教えてください。
指導に当たるのは、現役教員、元教員、手芸家、ボランティア、本学などの学生たちです。児童1、2人に対して指導者1人が付き、子どもたちのペースに合わせて教えます。
縫い物講座では巾着袋やペットボトルカバーなどを、編み物講座では小物入れなどを作ります。縫い物と比べると編み物は初めて挑戦する子が多いのですが、約2時間の講座の中でもだんだんと慣れて、一つの作品を完成させています。最後に作品を持って全員で写真を撮るのですが、その時間までに仕上げようとみんな一生懸命に作っています。作品が完成すると「楽しかった!」「できた!」と跳びはねて喜ぶ子もいるんですよ。


児童に優しく教える愛国学園短期大学の学生


完成した作品を手にして記念撮影

子どもの成長につながるものづくりの体験

─子どもたちにとって充実した時間になっているんですね。
講座を楽しみにしてくれて、毎回参加してくれる子もいるんです。ものづくりは子どもたちが大好きな活動の一つです。「一から学んで一つの物を完成させる」。この充実感、達成感は子どもたちの成長に大切なものだと思います。
一方で、この講座を通して私たち教える側も多くのことを学ばせてもらっています。講座終了後には反省会を開いて、教材や教え方を振り返り、今後のより良い活動に向けて話し合っています。本学の学生にとって小学生との交流や「教える」という経験は貴重なものになっていますし、何より元気な子どもたちと交流することでたくさんのエネルギーをもらえるんです。
─最後に、今後の展望を教えてください。
これからも東京実行委員会の方と共にすくすくスクールでの講座を続けていきたいと思っています。家庭科では生活していく上で必要な知識、技能などを学ぶことができますが、学校や家庭内で学ぶ機会が減っているため、地域で講座を行う必要性は高まっていると感じます。継続して講座を行うことで、より多くの子どもたちにものづくりの楽しさや達成感などを体験してもらいたいです。
また、本学では区内の福祉施設やイベントなどでボランティア活動を行っていますので、学校としても個人としてもボランティア活動の場を広げていくことが目標です。そして家庭生活アドバイザーとしてどのような地域貢献ができるかを、探っていきたいと考えています。

(注1)一般社団法人 日本家政学会の認定資格。家政学の知識・技能を活用して個人・家族・コミュニティの幸福の向上を目指して活動する専門家
(注2)小・中・高等学校において生活やものづくりの学びを充実させることを目的として活動する団体

かめい・ゆうこ

鳥取県生まれ。お茶の水女子大学家政学部を卒業後、中・高等学校で家庭科教員を36年間務める。教員生活最終年に千葉大学大学院教育学研究科へ入学。教育学修士修了後は、都立高等学校嘱託員、國學院大學栃木短期大学准教授、愛国学園短期大学教授として勤務し、令和2年4月より愛国学園短期大学特任教授を務めている。

すくすくスクール

区では、全小学校で放課後や学校休業日に「すくすくスクール」を実施しています。地域の方や保護者と共に、多くの人との触れ合いやさまざまな活動を通じて豊かな心を育みます。
自由に参加できる「すくすく登録」と保護者の就労などにより放課後留守になる家庭の児童を対象とした「学童クラブ登録」があります。児童は登録区分に関係なく、一緒に活動します。
登録についてはホームページをご覧ください。

すくすくスクール補助指導員も募集中です。詳しくは区ホームページをご覧ください。

画像:子どもたちが一輪車に乗っている様子

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