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更新日:2020年11月1日

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特集 する!見る!支える! パラスポーツ

CCBY 但し、画像データは除きます

 

11月は江戸川区障害者スポーツ推進月間です。まだなじみのない方も多いと思われるパラスポーツ(障害者スポーツ)の世界を、「する・見る・支える」という3つの観点からのぞいてみましょう。

する!

やりたいのにできない…

暑過ぎず寒過ぎず、スポーツをするのにもってこいの11月。区内にはスポーツのできる施設やウオーキングに適した緑道などが数多くあるため、手軽にスポーツを始めることができます。しかし、それはみんなに共通する当たり前のことなのでしょうか。
「練習がしたくても、その場所を探すのに苦労するんです」。そう話すのは区内在住の車いすラグビー選手である壁谷知茂さん。「今まで都内のさまざまなスポーツ施設に利用希望をしてきましたが、障害者への貸し出しの前例がないからなどの理由で使えなかったことは数え切れないほどあります。そうなると場所の選択肢が限られてしまうので、3時間半もかけて練習場所にやってくる選手もいます」
健常者にとってスポーツをすることは、それほどハードルが高くないことかもしれません。しかし、障害のある方にとっては必ずしもそうではなく、制約を受けることがあるのです。

「やりたい」を「できる」に

壁谷さんのような声もあり、江戸川区では障害のある方が気軽にスポーツをできるよう、教室事業を進めるなどさまざまな取り組みを行ってきました。そして新たに12月から「東京パラリンピック22競技”できる”宣言」を始めます。これは区内のスポーツ施設などを活用し、障害のある方が、東京2020パラリンピックの22競技にチャレンジできるようにするものです。
壁谷さんは「パラスポーツはみんな同じ土俵で戦うので障害が理由で差別されることはありません。もし障害によって悔しい思いをしている人がいるならば、パラスポーツに一度チャレンジしてほしいです。また違う世界が見えてくるかもしれないから」と同じ境遇の仲間たちにメッセージを送ります。

画像:壁谷 知茂さん

壁谷 知茂(かべたに ともしげ)さん

江戸川区在住。AIGジャパン・ホールディングス株式会社に所属し、クラブチーム・TOKYO SUNSのメンバーとして活躍する。歯学博士を取得した歯科医師でもある。

地図:12月からスタート!東京パラリンピック22競技“できる”宣言 主な“できる”場所

見る!

固定観念を覆す魅力

「パラスポーツは健常者のスポーツと比べて迫力や魅力が半減するのでは」と思い込んではいませんか。
壁谷さんがプレーする車いすラグビーは、パラリンピック競技の中で唯一、車いす同士のぶつかり合いが許されており、その激しさからかつては「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれたこともあるほど迫力満点の競技です。
また、リオパラリンピックでは、陸上男子1500メートルのT13(伴走者なしで走る弱視のクラス)の上位4選手が、リオオリンピックの男子1500メートルの優勝タイムを上回る驚きの記録を出しています。
さて、このように熱戦が繰り広げられると、思わず声が出てしまいそうですが、パラスポーツにはプレー中に声を上げてはいけない競技があるのをご存じでしょうか。ゴールボールや5人制サッカーなど視覚障害者の競技がそれに当たります。選手は音の出るボールを使うなど、目の代わりに耳からの情報を頼りに試合を進めていくため、観客は音を立てずに心の中で応援しなければいけません。
このように自分の中にあるパラスポーツへのイメージや観戦スタイルを、気持ちよく崩してくれるところも魅力的ではないでしょうか。

競技について知ることが障害者への理解につながる

パラスポーツの中には、車いすラグビーや車いすバスケットボールのように、健常者スポーツと似ている競技もあれば、名前からはイメージすらできないパラスポーツ独自の競技もあります。そのひとつが「ボッチャ」です。これは重度の脳性まひや四肢に障害がある方のために、欧州で考案された競技です。近年では障害の有無や性別、年齢に関係なく、誰でも楽しめるスポーツとして注目されています。
このほか、障害の程度によってクラスが分けられていたり、道具の使用が認められていたりと、パラスポーツは奥深いものがあり、観戦前にその競技の成り立ちやルールについて知っておくのもいいかもしれません。そうすることで障害を理解することにもつながります。

ボッチャってどんな競技

ジャックボールという白い球を的にして、それにどれだけ多くの球を近づけられるかを競う競技です。

試合の流れ

第1エンドは、先攻が赤球、後攻が青球を6個ずつ使用する
(注)第2エンド以降、偶数エンドは青球、奇数エンドは赤球が先攻。

写真:ボッチャ

  1. 先攻が最初にジャックボールを投げ、続いて赤球を1個投げる
  2. 後攻が青球を1個投げる
  3. 1、2の結果、投げた球がジャックボールから遠い方が投球を行う
  4. 以降、ジャックボールから遠い方が投球を行い、どちらかの持ち玉がなくなったら、残っている方が残りの持ち球を全て投げる
  5. 両者とも6球ずつ投げ終わったらそのエンドは終了。得点を計算する

(注)1~5の流れを1エンドとし、個人戦・ペア戦は4エンド、チーム戦は6エンド行う。

得点の計算方法
  1. ボッチャ:この場合、青が勝ち!青が赤より3個ジャックボールに近いので3点獲得1つのエンド終了時、ジャックボールに最も近い方が勝ち
  2. 負けた方の球の中でジャックボールに最も近い球を見つける
  3. 勝った方の球で2よりジャックボールまでの距離が短い球の数が点数となる
ボッチャのコート

  • 対戦人数によって決められた「スローイングボックス」から投球します。
  • 重度の障害があっても、試合をサポートするアシスタントが付いたり、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような道具を使ったりして競技に参加することができます。

画像:ランプ

支える!

スポーツを楽しむ心に障害のあるなしは関係ない

江戸川区のパラスポーツ振興に協力していただいている区民の中に「えどがわパラスポアンバサダー」というボランティアがいます。彼らは、区内で行われているパラスポーツの教室やイベントで指導などを行っており、現在129人の方が登録されています。
そのひとりである下村浩子さんは「知的障害者を対象にしたバスケットボール教室をはじめ、さまざまな教室でお手伝いをしていますが、みんなの生き生きとした表情を見ると心からスポーツを楽しんでいるのが伝わってきます」と話します。


えどがわパラスポアンバサダー
下村 浩子(しもむら ひろこ)さん

”仲間”として共に歩むそれが誰もがスポーツを楽しめる環境への第一歩

下村さんはこうも話します。「私たちが大切にしているのは、教える側とか教わる側とか立場を分けるのではなく、みんなで一緒に楽しむということです。『参加者に教えてあげているんだ』という上から目線では駄目です。子どもから高齢者までたくさんの参加者がいますが、いつも皆さんを仲間だと思って接しています」
障害の有無や年齢、立場の違いなどは確かにあるかもしれません。しかし、そういったこととは関係なく、仲間として一緒にスポーツを楽しむことこそが、誰もが気軽にスポーツを楽しむ環境づくりへの第一歩となることでしょう。

区ではさまざまな形でパラスポーツ振興を行っています。区ホームページ「障害者スポーツ」のページをぜひ一度ご覧ください。

えどがわパラスポアンバサダーになろう

画像:えどがわパラスポアンバサダー指導員が指導している様子

江戸川区では、「初級障がい者スポーツ指導員養成講習会」を受講した方をえどがわパラスポアンバサダーとして認定しています。

初級障がい者スポーツ指導員養成講習会
日時

12月6日(日曜日)・13日(日曜日)・20日(日曜日)午前9時~午後6時30分(全3回)

場所

スポーツセンター

対象

次の全てに該当する方

  • 区内在住の18歳以上(2年4月1日現在)
  • 障害者スポーツの振興・指導に意欲がある
  • 講習の全日程に参加できる
  • 資格取得後、区で行われる障害者スポーツ事業などに運営協力できる
定員

40人(先着順)

費用

資格認定料および申請料5500円、資格登録料3800円
(注)次年度以降、毎年登録更新料(3800円)が必要。

後援

日本障がい者スポーツ協会、東京都障害者スポーツ協会

申し込み・問い合わせ

11月30日(月曜日)までに電話で
障害者スポーツ係 電話:03-5662-1523

スポーツを始めたい人をサポートするスポーツコンシェルジュ

区内7カ所のスポーツ施設では、窓口に「スポーツコンシェルジュ」を配置しているため、障害のある方をはじめ誰でもスポーツに関する相談をすることができます。スポーツコンシェルジュは区民の相談内容に応じて適切なスポーツ施設や教室などを紹介します。ぜひご利用ください。

実施施設

総合体育館、スポーツランド、スポーツセンター、陸上競技場、区球場、臨海球技場、水辺のスポーツガーデン

お問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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