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更新日:2019年12月27日

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区内園芸農家が「七草かご」を全国に出荷

“一年の無病息災を願う正月の縁起物”

一年の無病息災を願う正月の縁起物として用いられる「七草かご」。区内で花卉園芸を営む植重農園(代表:首代一重(しゅだいかずしげ)/鹿骨5丁目)では、毎年、春の七草を寄せ植えした「七草かご」を生産し全国に出荷しています。

春の七草は、1月7日の「人日(じんじつ)の節句」に粥にして食べると厄を祓い万病を除くとされている7種類の若菜。7種類の野菜を入れた汁物を食べて無病息災を願う「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」の風習が、平安時代に中国から日本へ伝わり、年のはじめに若菜を摘んで食べる「若草摘み」と7種類の穀物を入れた「七種粥」などと結びつき、江戸時代には「七草粥」として庶民の間に広まりました。

植重農園で使われる七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)はほとんどが自家栽培。9月に種を蒔き、花摘みや種取りをしながら手間暇をかけて育てます。水分を好むホトケノザや湿気に弱いゴギョウなど七草はそれぞれ性質が異なるため、同時期に育てるのも一苦労。今年は台風による強風で大根や小かぶの芽が倒れるなど生育への影響が心配されましたが、その後順調に成長し、七草全てが丈夫に育ちました。

同園では、鑑賞用として、雪に見立てた真っ白な寒水石を敷き詰めた鉢に七草の名札をさした約2200鉢の七草かごを生産。年末にかけて山形や京都、広島など全国に出荷されました。

首代一重さんは「雪から芽吹く七草の力強い生命力を感じてもらいながら、季節を楽しんでいただきたい」と話しています。

 

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