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江戸ゆかた 高橋常兵衛 インタビュー

更新日:2010年9月7日

これまでの経歴について教えてください

大正7年に栃木県の宇都宮に生まれました。
実家が染物屋であったので、物心がつく位から手伝いをしていましたが、本格的な修行を始めたのは18歳位からです。
昭和17年に独立し、現在の県庁のそばで染物工場を開業しました。
江戸川区に来たのは終戦後の昭和25年です。
上京するにあたって職人も何人か連れてきたのですが、見ず知らずの土地でお得意さんもある訳ではなく、大変苦労しました。
食べるために、それこそ様々な種類の染物を手がけました。
現在85歳ですから、途中、兵隊に行った3年間を除くと、かれこれ65年近くこの仕事をやっています。

お仕事の内容について教えてください

現在、主に江戸から明治初期の染色型紙を復刻・再現して、ゆかたを染めています。
私が本格的な修行を始めた18歳の頃に、親類が営んでいた染工場で江戸時代に染色で使った型紙と出会い、その美しさに心を打たれました。
その美しさが頭から離れず、仕事の合間を縫って型紙を収集しました。
現在、3万枚近い型紙を保有していますが、江戸から明治初期に作られたものが多くあります。
本当に素晴らしい型紙で、現在同じように彫るとしたら大変でしょう。
収集の間も、これらの見事な柄を何とか染めたいと考えていたのですが、技術的にも相当困難であり、また会社を経営していたこともあって、中々研究の時間が取れませんでした。経営から退き、時間的に余裕ができたので、本格的に研究を始めました。
技法について苦心惨憺して、いろいろ染料から考えて、7年位前からようやく自信を持って染められるようになりました。

修行時代のお話を聞かせてください。

かつての染物の仕事は全てが厳しかったです。
特に、寒い冬に染物を洗う川仕事が辛かったです。
冬は手ぬぐいが忙しく、毎晩夜中まで残業で大変でした。
宇都宮の川を流れる水は、日光山系から下ってくる冷たい水です。
染物を洗う仕事は、水に手を入れっぱなしではありません。
川に手を入れては出し、入れては出しの繰り返しです。
濡れた手に吹く冬の風は冷たいですよ。手はあかぎれだらけでした。
今では分業化・機械化が進み、作業自体も随分楽になりましたが、自信を持って染め上げるのには、常に勉強と努力が必要だと思います。
技術だけを覚えても駄目です。
浴衣一つにしても、ニーズは時代とともに変っていきますので、職人も時代とともに変っていかなければなりません。
染物は一生。これで終わりということはありません。

お仕事をされていて良かったと思うことは?

綺麗に染めあがったものを見た時は、いいなぁ...と思います。
やはり良くできたときは嬉しいですし、仕事柄、若い方が浴衣を着て歩いているのを見ると嬉しくなります。
また、職人は大変な仕事ですが、今ではその仕事を誇りに思っています。

職人になっていなかったらどのような道を進みたかったですか?

私は医者になりたかったです。
世界どこに行っても、人の命を助けるものですから...
人に喜ばれる、感謝される。人を助けられる仕事に就きたかったです。

今後の目標等について教えてください

今、来年の流行を見計らって、浴衣を作っています。
それと 、浴衣以外の新製品についても、毎日のように考えています。
また、日本の伝統的な文化である浴衣と染色型紙を、何とか後世に残していきたいと考えています。
古着市に出かけると、江戸時代の型で染めた当時の布の切れ端を時折目にします。
それを見ると、私も作品を後世に残していきたいと強く感じます。
平成時代もこんな物を染めていたのか言われるようになりたいと思います。

問い合わせ先

このページは生活振興部 産業振興課が担当しています。

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