このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらし・手続き
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 環境・まちづくり
  • 産業・しごと
  • 施設ガイド
  • 地域情報
  • 区政情報
サイトメニューここまで

本文ここから

江戸風鈴 篠原儀治 インタビュー

更新日:2015年12月25日

お仕事の内容について教えてください

ほとんど江戸風鈴を作っています。
後は僅かですが、玉眼と呼ばれる人形の目玉や、ポッペン等です。風鈴は、1日300〜400個程度を作ります。年間300日位仕事をしています。年間生産量は、凡そ12万個程度になるでしょうか。
「江戸風鈴」という名称は私が名付けました。

日本でのお披露目は、二十数年前です。
江戸川区で区民まつりが始まって、その初回から江戸風鈴のブランドでイベントに参加しています。
30年位前から、お祭とかフェスティバル等へ出展し始めました。
ここで色々なノウハウをつかみます。
そういった外商回りで生き残ってきたのです。
現在では、デパートの催事が多くなりました。
私自身で、日本全国、回りますし、夏場は弟子2人が地方へ出っ放しです。
合わせると年間30店舗くらいのデパートを回りますね。でも消費者と直接話が出来るという事は、とても有意義なことなのですよ。

お仕事を始められたきっかけを教えてください

父が家業で風鈴作りを行っていて、私はその家に長男として生まれました。
昔は長男が後を継ぐというのが、不文律の義務だったのですよ。
物心がつく前から、父の仕事を見ていて、簡単な手伝いをしていましたが、本格的に弟子入りしたのは、高等小学校を卒業した14歳の頃からです。現在、私は78歳(大正13年生)ですから、かれこれ60年以上この仕事をしています。
ところで、私は墨田区の風鈴屋で生まれて、墨田区で育ちました。
当時の風鈴屋は、1,2月は人形の玉眼を作り、3月から7月のお盆の半ばまで風鈴、8月は夏休みで、9月から12月まではグラスボールを作る。
その間にランプのホヤの注文も入る。
本当に仕事が一杯あったのですよ。特に人形の玉眼は多く出ました。
西新井に、人形作りの作家が百所帯位あって、そこで使う目玉が大変な数だったのです。

これまでにご苦労されたお話等を教えてください

私は、昭和30年までは墨田区の向島で、先代の経営する工場にいました。
その当時は、風鈴の他に製薬壜、食器等どんどん事業規模も大きくなりました。
大量に生産するためには燃料も良くしなければならず、石炭から重油を主に使うようになりました。
そうした折、一寸した窯たきの不注意で火事を出してしまい、そこで一度倒産してしまいました。
それからは本当に苦労しました。特に、昭和30年代中頃には困ってねぇ。
渋谷の先の三軒茶屋の近辺で、夜店回りもやりました。
そうして何とか道を開いていったのですよ。

また、大手タレント会社の下請け会社の専属になって、地方巡業もやったことがあります。
一週間分のギャラをもらって、地方で風鈴売りの格好をして、風鈴を無料配布する仕事でした。
江戸川に来たのは昭和39年です。
江戸川区はほおずき市で使われるほおずきの産地でもありましたので、生産者と直結すれば何か新しいアイディアが生まれるのではないかと考えたことがきっかけの一つです。

職人になって良かったと思うことは?

日本の風情を感じる仕事が出来て良かったと思っています。
風が音になって喋りかけてくれるのですよ。
その声を聞くときは、本当に良かったと思いますね。
話は変わりますが、私は、昭和15,6年位にアフリカに行こうと思ったことがあります。
ターザンの映画を見て、裸で人々が暮らす国に行って、繊維会社を作り、衣類を販売したら売れるのではないかと考えたのです。
そこで英語の学校まで通ったのですが、当時のアフリカはフランスの統治下で、フランス語が出来ないと駄目だと後から気づきました(笑)。
今はこの仕事をしていて良かったと思っています。

お弟子さんの指導方法について教えてください

ものを作ることは一人前だけど、展示して即売するにはどうしたら良いかと考えつかない職人が一杯います。
収入が無ければ家族が養えない。
養えなければ結局は、転業してしまいます。
そうして伝統的な技術がどんどん失われています。
私は、私と同じことをやっていれば、飯を食べられるのだということを教え込んでいます。
昔は、ものを作っていれば良かったですが、今は違います。
作ったものを、金に替える方法を開拓していかなければならないと思います。

今後の目標について教えてください

人間は、生まれも育ちも、生活する環境も十人十色です。
当然、音に対する感覚も人それぞれ違います。風鈴も、一個一個音を変えるべきだと思っています。
例えば、ドレミの音を作り、音階が出来るようにするとか...。
風鈴が幾つも並び、一つのリズム・メロディが出来れば面白いと思います。
そうすれば、風鈴の音がうるさいという人はいなくなると思います。
如何に音階を出していくか、それが今後の課題です。
老舗というのは常に先端を走っていなければ駄目だと思います。
また、職人とは好奇心の塊でなければ駄目だと思います。
これからも、常に時代の先端を走る風鈴を作りつづけたいと思っています。

作品紹介

篠原儀治さんの作品はこちらでご覧いただけます。

篠原儀治さんの作品紹介


篠原儀治さんは美術大学(女子美術大学)と連携し、新しい伝統工芸製品を創るプロジェクトに参加しています。

問い合わせ先

このページは生活振興部 産業振興課が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから

お気に入り

編集

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。

江戸川区役所

〒132-8501 東京都江戸川区中央一丁目4番1号 電話 03-3652-1151(代表)区役所へのアクセス

開庁時間

月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時(祝日・休日、12月29日から1月3日を除く)
※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。

Copyright © Edogawa city. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る