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染色型紙 青木松太郎 インタビュー

更新日:2010年9月2日

概要
青木松太郎(あおきまつたろう)
大正12年江戸川区葛西生れ
大東亜戦争後現在の仕事を父より受け継ぐ
江戸川区伝統工芸展、区長賞3回受賞
昭和63年2月 江戸川区指定無形文化財認定

〒134-0031 
東京都江戸川区松島2丁目35番15号
電話:03-3654-6428
ファックス:03-3654-6428

お仕事の内容について教えてください

浴衣(ゆかた)、手拭(てぬぐい)、半纏(はんてん)などの染物用の型紙を作っています。
ほとんどが注文生産で、日本橋の問屋さんと染工場からの仕事を受けています。
昔は区内の川沿いに染工場がたくさんありましたが、今はほとんどがやめてしまっています。
ですから、今は問屋さんからの注文が多いですね。
問屋さんから型紙の図案をコピーでもらっています。大きさや文字の書体も指定されます。
型紙に使う紙は「渋紙(しぶかみ)」と言って、手すき和紙を柿渋で貼り合わせて作られた丈夫な紙です。
江戸扇子の松井さんも、この渋紙を使って扇子を作っているそうです。

私が作った型紙で染められた手拭や半纏は、お祭りや行事などで使われています。
そうそう、5月の浅草三社祭や8月の亀戸天神祭でもよく見かけますよ。
剣道の面の下の手拭にも使われています。

「年間何枚くらい作るの?」ってよく質問されますが、ものによって違うから数えられない。
簡単なのは30分位、難しいのになると数日かかります。

これまでの経歴について教えてください

生まれは葛西。
1923年(大正12年)の11月です。あの関東大震災があった年です。
それまで、親は本所にいたんです。
私が生まれる2ヶ月前、母は震災の火事の中、必死で親戚のいる葛西に逃げ延びました。
今の葛西のどのあたりだったでしょうか。まだ海苔の養殖とかが盛んな頃。
それから平井に移りました。

家業を継いだのは、第二次世界大戦後に戦地から戻ってきてからです。祖父、父、そして私が3代目。
1946年ですから、もう60年以上経つでしょうか...

修行時代のお話を聞かせてください。

小さい頃からまわりにあったので、自然に身についてきました。忙しいときは親に手伝わされて...
最初は簡単なのから、だんだん慣れてくると難しいのをやるようになりました。
ひととおりの注文をこなせるようになるまでに10年はかかります。

同業者はどの程度いらっしゃるのですか?

東京全体でも両手の数いるかいないかぐらいでしょうか...
高度成長時代(1955年〜1973年頃)には、けっこうたくさんいましたよ。
でも、オイルショック(1974年頃)で若い職人さんが転業してしまった。
私は息子と二人でこの仕事をやっています。

仕事でご苦労されていることはありますか?

あと少しで完成のとこでも失敗すると、全部だめになっちゃう。
がっかりです。そういう時は仕方がないのでやりなおします。
私が得意としているのは、筆の「かすれ」。
字の勢いを殺さないで、染めたときに出る、筆のかすれた感覚を出すのが得意です。
あんまり線を細くしすぎちゃうと、染めたときに潰れちゃう。それの程度。感覚っていうのでしょうか。

あと、注文する方も、今の人は工程を知らないから、何でもできると思ってる。
図案もパソコンでこしらえるでしょ?
はんこの図案なんかもあるけど、実際にはそのとおりに出来上がらないですよ。
布に印刷でやるのとは、違うから。
彫るには彫っても、染めが入らなければ何にもならない。
そういうとこを見極めないといけない。
無理だからと断るときもあります。

体験学習もやってらっしゃるとか

東京に来た修学旅行生に体験してもらっています。
型の図案は私が作り、黒く塗ったところを生徒さんに切り抜いてもらう。これなら簡単にできる。
そのままお土産として持って帰れるから、生徒さんも喜んでくれていますよ。

今後の目標について教えてください

もうこの歳になったら...元気なうちはがんばりますけど。
もう欲もあんまりないから、仕事が趣味っていうか、仕事が生きがいっていうかね。
定年もないから。他にやることもないから。
趣味ってったら、釣りが趣味だったんだけど、足が悪くなっちゃったから、釣りにもいけなくなったり。
どっかでかけるったって、人ごみはやだしね。疲れちゃう。
結局、仕事だけになっちゃう(笑)。

問い合わせ先

このページは生活振興部 産業振興課が担当しています。

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染色型紙:青木松太郎

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