このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらし・手続き
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 環境・まちづくり
  • 産業・しごと
  • 施設ガイド
  • 地域情報
  • 区政情報
サイトメニューここまで

本文ここから

平成28年5月31日 本格的な夏を前に「江戸扇子」出荷最盛期

更新日:2016年5月31日

 江戸時代から伝わる伝統工芸品「江戸扇子」の技を今に受け継ぐ江戸扇子工房「まつ井(北篠崎2)」では、本格的な夏を前に注文が急増し、連日制作に追われています。
 扇子の起源は古く平安時代にまでさかのぼり、京都が本場とされています。元禄年間に京都から江戸に伝わったのが始まりと言われる「江戸扇子」は、繊細で雅やかな「京扇子」に比べて粋ですっきりとした印象。約30本の骨を使用し、扇面にも華麗な綿や絹が用いられる貴族社会で生まれた京扇子とは対照的に、江戸の町人文化で生まれた江戸扇子は、竹でできた15本の骨と和紙のみで制作され、パチッと音を立ててきれいに閉じるのが特徴です。一般的な涼をとる「持扇」だけでなく、日本舞踊や歌舞伎の舞台で映えるように大きめに作られた「舞扇」などがあり様々な場面で使われています。
 同工房で江戸扇子を制作しているのは、江戸扇子職人の松井宏(まついひろし/69歳/江戸川区指定無形文化財/平成26年度東京都優秀技能者知事賞受賞)さん。昭和50年代頃までは、都内に20名以上の職人がいましたが、現在は数名となり区内では松井さんただ一人です。11歳の頃から父親の手伝いをしていた松井さんは、一度会社勤めをしたものの、ものづくりが好きであったことなどから、扇子づくりの本格的な修行に入り後継者として家業を継ぎました。現在、自宅の工房では松井さんの息子さんが繁忙期の手伝いをしながら、江戸から続く伝統を守り続けています。
 京扇子は工程が分業化されているのに対し、江戸扇子は約30もの工程を一人でこなします。2枚の表紙に芯紙をはさんで貼り合わせる平地を作る「扇面加工」から始まり、型紙で平地をはさんで折り合わせる「折り」、貼り合せた扇面を裂くように骨を通す穴を開ける「中差し」、中差しで開けた穴に骨を通す「中付」などの作業では熟練した技が光ります。和紙を糊で貼り合わせて作る江戸扇子は、湿度など気候に大きく影響されるため、糊に加える水分量の調節や乾燥に要する時間は長年の勘に頼っています。1本を仕上げるのに最低でも4日はかかる作業で、4日で50〜60本、頑張っても100本が限度。繁忙期でありながら湿度の高い梅雨時は、乾燥に時間がかかるためさらに日数を要します。年間で約5,000本受ける注文は、その8割が5月〜7月に集中。今年も4月頃から注文が増え始め、現在朝9時から深夜1時頃まで連日制作に追われています。
 31日(金曜日)も、同工房では松井さんが「折り」や「中指し」の作業を午前中から行っていました。常に好奇心と感性を大切にして、様々な絵柄の扇子を制作する松井さん。「手にした人の事を思い、一つひとつ心を込めて作っています。お気に入りの江戸扇子見つけてくれたら嬉しいです。」と話しました。
 現代風にアレンジされた金魚柄や涼しげな花菖蒲の絵柄などが定番の人気商品。売れ筋は、色の濃淡が美しく、扇ぐ時に着物の袖に当たらないように片端が短くデザインされた「グラデーション扇子(税込3,780円から)」です。日本が誇る地方産品を世界に発信する経産省主催のクールジャパンプロジェクト「The Wonder 500(ザ・ワンダー・ファイブハンドレット)」にも認定されました。6月26日(日曜日)まで東京国立博物館(台東区)のミュージアムショップで販売されているほか江戸川区名産品ネットショップ「えどコレ!」でも購入することができます。
 えどコレ!(http://www.rakuten.ne.jp/gold/edocore/)

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

本文ここまで


以下フッターです。

江戸川区役所

〒132-8501 東京都江戸川区中央一丁目4番1号 電話 03-3652-1151(代表)区役所へのアクセス

開庁時間

月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時(祝日・休日、12月29日から1月3日を除く)
※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。

Copyright © Edogawa city. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る