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平成28年2月28日 奇祭「雷(いかずち)の大般若」開催

更新日:2016年2月28日

華やかに女装した青年らが、まちを駆け巡る!

大般若経の除災招福の御利益と雷不動明王の諸悪魔降伏の威光を兼ね備えた「雷(いかずち)の大般若」。「雷の御不動さま」として地元から多くの信仰を集めている真蔵院(東葛西4)では、今日(28日)、「雷の大般若」が行われ、おしろいや口紅などで華やかに女装した青年らが住民の無病息災を願ってまちを駆け巡りました。主催は、雷友会、大般若保存会及び雷町会。
 雷の大般若は、江戸時代末期にコレラが蔓延した際、和尚が大般若経を背負って家々を回ったところ被害がなくなったことに由来するものと言われています。その後、結核にかかった妹のために兄が妹の長襦袢を着て厄払いをしたことがきっかけとなり、現在は、女装をした青年らがまちを駆け巡るようになりました。一時途絶えていた同祭りも、地元有志の呼びかけにより約40年前に復活。昭和57年には区指定無形民俗文化財に指定され、現在は毎年2月の最終日曜日に開催されています。
 今日は、祭りに参加する10〜50代の男性約50名が早朝から会場近くの町会会館に集合。付近の美容院協力のもと、顔全体におしろいを塗り、上まぶたには青のアイシャドウ、口元には真赤な口紅、頬にはピンクのチークを入れ、色鮮やかな長襦袢と白足袋姿に着替えます。頭には、豆絞りのハチマキを巻いて御札を挿し、手首にはお祓いがされた黄色の布を巻いて準備完了です。
 午前8時45分、女装をした青年らは、太鼓の合図とともに「ウォーッ!」と雄叫びを上げながら会場入りし、周囲の観客からは大きな拍手と歓声が上がりました。会場で行われた出立式では、御霊を宿した「おひようご箱」などが住職から一行に手渡され、奉納された酒樽で酒を酌み交わした後、三本締めで威勢をつけて早速出発。「ワッショイ」のかけ声で町内の家々を回ります。大般若の行列は、「おひようご箱」、「祈祷札」、「御祝儀箱」を持った黒い羽織姿の三役を先頭に、手桶に入った塩を笹の葉で撒く「清め役」、七尺余りもある大宝剣2本、6つの経箱と続きます。経箱には、昨日(27日)転読された大般若経600巻が6つに分けて入れられており、その重さは約5kg。箱の側面を竹の棒で叩きながら家々を回り、住民らの無病息災を願います。
 町内では、御祝を片手に玄関先で一行を待つ住民の姿があちらこちらで見られ、家主には、三役から御札や紅白餅などのお供え物、厄除けとしてお祓いを受けた黄色の布が手渡されました。中には、酒肴を振る舞って、一行の労をねぎらうところも。一行は、一家の無病息災を祈願して(災厄がかからないことに対して)全員で「おめでとうございまーす!」と叫び、三本締めをして全力疾走で家々を回りました。
 一行を出迎えた雷町会内に住む50代の女性は「この一年、厄災なく過ごすことができました。今年も皆さんに祈願していただいたので、家族全員が健康で過ごせるよう願っています。」と話していました。
今日の祭りでは、雷町会内を縦横無尽に駆け巡り、氏子宅約500軒(走行距離は約10km)を夕方までかけて回ります。

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

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