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平成27年12月17日 区内園芸農家で「七草かご」出荷最盛期

更新日:2015年12月22日

一年の無病息災を願う正月の縁起物

 一年の無病息災を願い、粥にして食べる春の七草。区内で花卉園芸を営む植重農園(代表:首代一重(しゅだいかずしげ)/57歳/鹿骨5)では、正月の縁起物「七草かご」の出荷が最盛期を迎え、出荷作業に追われています。
 春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、「人日の節句」である1月7日の朝に粥にして食べると、厄を祓い万病を除くとされているもの。中国では、旧暦の1月7日にその年の吉凶を占い新年の運勢をみており、これが日本に伝わって日本古来の風習である「若菜摘み」と結びつき、「七草粥」を食べるようになったと言われています。
 植草農園は、夏季にアサガオ、秋季に七草を生産・販売する園芸農家。春の七草を寄せ植えした鉢を竹かごに入れた「七草かご」は、向島百花園(墨田区)で新春を祝う縁起物として作られたのが始まりと言われており、同園では昭和55年から先代が生産・販売を始めました。現在、二代目として同園を営む一重さんが、区名産品ショップサイト「えどコレ!」で11月に限定販売した「春の七草キット」の人気も上々。自分で七草を寄せ植えできるとあって全国から注文がありました(現在は販売終了)。
 同園で使われる七草は全て自家栽培したもの。下町ゆかりの品種にこだわり「亀戸大根」や「金町小かぶ」などを使用しています。毎年8月から10月上旬にかけて種を蒔き、花摘みや種取りをしながら愛情をかけて栽培。12月上旬になると、ひとつひとつ寄せ植えをしながら出荷作業に取り掛かかります。寄せ植えをした鉢には、真冬の雪に見立てた真っ白な寒水石を敷き詰め、竹かごに入れて透明のフィルムで包装をすると出来上がり。正月の縁起物として自宅での鑑賞用だけでなく、お世話になった方への贈答用としても喜ばれています。
 七草はそれぞれ育て方が異なるため、全てを同時に育てるのも一苦労。今年は、雨が多く気温も高めだったとあって、大根と小かぶは少々太めに育ちました。水分を好むホトケノザや湿気に弱いゴギョウ等も天候に合わせて試行錯誤を繰り返しながら丁寧に栽培。今年も七種全てが丈夫に育ちました。
 首代さんは「今年は雨が多く気温も高めだったので、大根と小かぶは少々太め。それでも無事に育ってくれました。冬の寒さに負けず根付く七草の姿を楽しんでもらいたいですね。」と話していました。
 同園では、今シーズン大小合わせて約2,500鉢の七草かごを生産。年末にかけて北は山形から南は福岡まで全国に出荷され、生花店の店頭などに並びます。同園での購入も可(大:鉢径21cm・税込2,160円/小:鉢径15cm・税込1,296円)。土が乾いたときに霧吹きなどで水をあげ上手に手入れをすると、2〜3ヶ月楽しむことができます。

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

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