中学生の税についての作文
更新日:
2010年1月14日
「中学生の税についての作文」については、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催して、租税教育の一環として中学生の皆さんに「税金」についてより関心を持っていただこうと、毎年募集しています。
平成21年度は全国で、7,213校から542,889編の応募がありました。
江戸川区内では、江戸川北・南納税貯蓄組合連合会の主催により、区内34校から4,364編の応募がありました。審査の結果、この中から次の2編を選んで江戸川区長賞を贈呈しました。
区長賞受賞作品
税金から学んだこと 瑞江第二中学校 3年 小林 麻美
「税金」という言葉、それはすごく耳慣れた言葉です。でも私は今まで税金を国民の義務として納めるべきものという認識以外は、消費税くらいしか身近なものとして感じていませんでした。ところが今回、「わたしたちの生活と税」を読み、初めて税金についてきちんと勉強し考えることができました。
まず驚いたことは、国、都道府県、市区町村それぞれに納める税金にこんなにいろいろな種類があるということです。そして種類が多いというだけでなく、直接税と間接税に分かれ納め方も違ってきます。このようにして納められた税金がいったいどのようなことに使われているのか、とても興味がわいてきました。
私にとって一番身近なものは、教育に使われる税金です。私自身に年間約95万円の税金が使われていることを初めて知りました。当たり前のように使っている教科書、学校のいろいろな設備、水道光熱費まで税金が使われているのです。
私が何一つ不自由なく快適な環境のもとで学校生活が送れるのも、勉強に一生懸命集中できるのも、全て税金のおかげだとわかり、感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
次に社会保障に使われる税金があります。少子高齢社会という言葉を最近よく聞きます。年金、医療費、介護などを必要とするお年寄りが増え、それを負担する世代の人が減り、一人ひとりの負担が重くなるというのは大変なことだと思います。
私の祖父は車いすでの生活です。その祖父がいつまでも安心して暮らせるためにも、また、頑張って税を支えてきた人々が安定した老後を送れるためにも、私が大人になったら少しでも役に立ちたいと思います。そして皆が健康で安心した生活を送れるような社会であることを願います。
また、より住みやすい街づくりのために使われる公共事業としての税金があります。道路を整備してくれたり、地域の人々のために公園を作ってくれたりと快適に生活できる環境を整えてくれます。私が瑞江に引越してきた時、ちょうど区画整理のまっ最中でした。見る見るうちにきれいな街になり、とてもうれしかったのを覚えています。災害時にもその税金を使って対処してくれるそうです。
まだまだ税金の使われ方はたくさんあり、私たちがあまり気付かない所でも有効に使われているのだと思います。私たちが安心して毎日生活し、安全な日々を送れるのは、この税金のおかげなのです。税金を納めることの大切さを感じ、その大切な税金を決して無駄に使ってはいけないと実感しました。
大人になったら税金をただ納めるだけでなく、社会の一員として税の使われ方にも関心を持ち、少しでも住みやすい国になるよう私に出来ることを精一杯やってみようと思います。
税について学んだこと 葛西第二中学校3年 長岡 麻未奈
「家の車古くなったし、今なら税金も安くなっているみたいだから新車に買い替えようかなぁ・・・」と言いながら、父が車のカタログと価格表とを見ていました。その価格表には「当車はエコカー適合車です。平成21年4月1日〜平成24年3月31日迄の登録分は、取得税・重量税が免除となります。」と表記してありました。父によると、車には他に毎年納める自動車税があり、ガソリンにかかる揮発油税を加えると車を維持するためにかかる税金は、かなりの額になる様です。
私は父に「何故、車の税金を免除にしたりするの?」と尋ねました。すると、父はその言葉を待っていたかのように「まず地球環境にやさしい省エネ車を普及させるため。そして自動車産業は日本の基幹産業だから車の買い替えが進み自動車産業全体が利益を出すと、各企業の法人税や、そこで働く社員の所得税等の増加がそのまま国や地方自治体等の税収増につながるから。」と説明してくれました。
私は税金が、各企業や個人の収入に応じて納める額が変わることを知りました。また、私たちに一番身近な税金である消費税も、商品を買う時に支払う様に、まずその商品を買う気にさせ、実際に買ってもらうことが、将来にわたり安定した税収を確保するためには、大切なことであることを改めて勉強しました。
車で思い出しましたが、私の祖父も車好きで私が幼い頃よく私を車に乗せて遊びに連れて行ってくれました。その祖父は、今遠く離れた四国の介護付き老人ホームに入所しています。昨年、姉二人と三人でその祖父に会いに行った時、祖父がポツリと「お前たち三人娘が早く社会人になって、この老人ホームの様な施設を沢山作れる様にしっかり税金を納めてな!」と、笑いながら言っていたのが印象的でした。
学校でもらった『税のパンフレット』にも「国の支出の一番は社会保障関係費。社会保障とは医療、年金、福祉、介護等」とありました。そして今後一番の問題は「少子高齢化により社会保障の費用が増えるのに反し、その費用を負担する働き手が減っていること」だそうです。私たち姉妹三人が祖父から言われたことは、実は日本全体の問題であったことを知りました。
私たちが普段当たり前だと思っているいろいろなサービス。つまり学校教育、警察、消防、医療、ゴミ処理等・・・どれも無くてはならないものばかりですが、その大半の費用が税金でまかなわれている事実を知り、安心して暮らせる社会を作るためにも普段から税金の運用を決める政治にも、もっと関心をもつべきだとも思いました。
義務教育もあと半年余りで終わり、私たちは着実に大人へとなっていきます。近い将来、立派な納税者、税の理解者になれる様、今回学んだ税の知識にいろいろな経験や勉強を重ねる努力を継続したいと思います。
問い合わせ先
このページは 総務部納税課推進係 です。