中学生の税についての作文
更新日:
2011年11月30日
「中学生の税についての作文」については、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催し、租税教育の一環として中学生の皆さんに「税金」についてより関心を持っていただこうと、毎年募集しています。
平成23年度は全国で、7,105校から561,537編の応募がありました。
江戸川区内では、江戸川北・南納税貯蓄組合連合会の主催により、区内35校から4,519名の応募がありました。審査の結果、この中から次の2編を選んで江戸川区長賞を贈呈しました。
区長賞受賞作品
「使う税、貯金する税」 小松川第二中学校3年 中田 さやか
「税」と一言で言っても、種類や金額、納税者、使い道は様々です。
しかし、どんな税も私たちの暮らしを支えているということは共通して言えることだと思います。子供も大人も高齢者も、税金によってつくられる必要不可欠な公共サービス、生活していく上でのサポートによって一日一日が成り立っているのです。
では、もし税金という制度がなかったらどうなるのでしょうか、身近なことでいえば、公共施設がなくなる、道路が整備されなくなる、公務員がいなくなる、市町村が行っているサービスがなくなる、などというようなことが起こります。もちろん、お金の面での負担は減ります。
しかし、実際のところ、生活に不便が生じたり、安全が保たれなくなり、普段の生活に必ず何らかの支障が出てきます。要するに、現在の私たちの暮らしは、税金によって充てられている国の運営、公共のサービスがあるからこそのものである、私たちの暮らしと税金は常に密接な関係にあるということです。
以前、私は母にどのくらい税を払っているのか、とたずねたことがあります。その時母はこのように言っていました。「税は払っているのではなくて納めているんだよ。未来のために国に預けていることになるんじゃない。」
確かに、そうだと思います。よく、大人の人が増税について反対意見を言っているのを耳にします。自分の収入から税を納めるのがいやだと思う気持ちも分かります。しかし、その人たちも何年か後には福祉という支援を受けます。税金は、将来のための貯金であると思います。
私たち国民の生活をより豊かに、より過ごしやすくするための、国や公共団体の活動、こういった活動を行い、継続していくためには、資金が必要です。私たちはサービスを受けるのと同時に、その資金として税というものを納めているのです。それは、人々が日本という国で生きていく上での会費と言っていいのではないかと思います。
現在の生活を快適にするために使う税金、未来の生活のための貯金としての税金、私が今納めている税金は消費税しかありませんが、これから納めることになっていく税金は、より良い暮らしを提供してくれる国に公共団体に感謝の気持ちも込めて納めたいと思います。
「私たちの暮らしと税金」 西葛西中学校3年 船橋 佑花
私の弟は、持病の治療のために定期的に病院に通っている。たくさんの薬を持って帰ってくる姿を見て、ある時ふと「薬の代金はどのくらいかかっているのだろうか」と疑問に思った。
母に聞いてみると、母は、「実際には、うちは全然払ってないのよ。受診料も薬代も、全部国と区が負担してくれているの。」と教えてくれた。
考えてみると、風邪をひいて病院に行ったときも、検査をしに眼科を受診したときも、定期健診で歯医者に行ったときも、私は一円も払わずに済んだ。それはなぜなのだろうか。
調べてみると、私たちが病院に行ったとき等に発生する医療費は、七割を国が税金で負担し、残りを個人で支払うことになっている。しかし、私のように江戸川区に住んでいる中学三年生までの子どもは、「子ども医療費助成制度」という区の制度によって、保険診療の自己負担分をすべて区に税金で支払ってもらっているのだ。
この制度のおかげで、体調の悪いときには経済面を気にせずに安心して病院に行くことができ、十分な薬をもらって早く病気を治すことができる。私の健康は税金に支えてもらっていたのだ。
そう考えると、私たちの暮らしには、税金に支えてもらっていることがたくさんある。
学校に通っていることだってそうだ。設備や空調がきちんと整った教室で、国によって無償で支給された教科書を使って授業をし、お昼になれば、区が給食費の一部を負担してくれているため、低価格でおいしい給食をお腹いっぱい食べられる。
また、放課後になれば、整備されたグランドで思いっきり部活動に励むことができる。
今まで当たり前だと思っていたこれらのことは、すべて税金によって実現されているのだ。私たちの暮らしは、意識していないだけで、税金と密接に関わっているのだということを痛感させられ、また、税金が支払われることによって、私たちの暮らしが支えられ、豊かになっているということに感謝しないといけないと思った。
現在、東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の復興や、国債の返却のために税金が足りず、「消費税を10%に引き上げる」という話も出ている。私は、今まで「消費税が引き上げられたら、買い物もしづらくなるし、嫌だなぁ。」と思っていた。しかし、自分の暮らしが多額の税金に支えられているということを知った今、その考えが変わりつつある。
税金は、「納める側」と「使う側」による支え合いの仕組みだ。自分が納めた税金はだれかのためとなって使われ、その税金はいつか自分のためとなって返ってくる。私が大人になったら、値段の高い低いに関わらず、他人を思いやる気持ちを持って納税し、税金のおかげで存在している生活に、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思っている。
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このページは 総務部納税課推進係 です。