日本最大の駐輪場 葛西駅地下駐輪場が完成【3月15日】
更新日:
2009年3月1日
警察・消防合同によるNBCテロ対処訓練も実施
今年4月1日から本格オープンする「葛西駅地下駐輪場(西口:中葛西5丁目/東口:東葛西6丁目)」が完成し、地元関係者約300名が集まり、完成式典を執り行いました。また、式典後には警察・消防合同による核物質(N=Nuclear)や生物(B=Biological)・化学兵器(C=Chemical)を使ったNBCテロに備える対応訓練なども行われました。

江戸川区では現在までに平井・西葛西・一之江・瑞江駅の4駅に自走式地下駐輪場、船堀駅には機械式タワー型駐輪場を設置してきていきます。こうした駅前駐輪場の整備は自転車利用の促進をしながら“放置ゼロ”のまちを目指す「総合自転車対策」の一環として推進しているもので、放置自転車禁止区域のエリア制実施、マナー向上などの啓発活動と併せ驚異的な成果をあげています。ちなみに放置自転車台数はピーク時の平成13年5月6,815台から平成19年5月には529台までに減少、減少率は92.2%となっています。
来月1日からオープンする同駐輪場は当初自走式の建設案がありましたが、葛西駅を縦断している環状七号線の地下を掘り起こさなければならないなどの理由で長期間に渡る工期が必要されるため、工事面積が少なく収容効率が高い機械式駐輪場「サイクルツリー」を採用しました。この結果環状七号線を通行止めにすることもなく、加えて建設にかかわる材料を現場以外で製作するフルキャスト工法を導入したことなどで工期を2年半に大幅短縮することができました。

「サイクルツリー」は直径6.9メートル、深さ14.45メートルの円筒型駐輪設備で、放射状に自転車をエレベーターで収容するもの。1基につき180台の自転車が収容可能で東口に21基、西口に15基が設置され計36基6,480台の自転車がこの機械式駐輪場に収容することができます。そのほかに2,920台が止められる自走式駐輪場も整備されており、総数9,400台は日本一の規模を誇ります。
午前10時から始まった完成式典の中で、多田正見江戸川区長は「日本一の規模の地下駐輪場が優れた技術とノウハウにより完成しました。これにより、葛西地区の大きな課題の一つだった自転車問題が解消され、駅周辺の景観が著しく向上していくことが期待されています。皆さん広く利用していただきたい。」と挨拶。その後多田区長らが実際に自転車を駐輪場へ収容させるデモンストレーションも行われました。

式典後に行われた訓練では、地下駐輪場内に不審物が置かれ、被害が発生したことを想定。利用者・通報者を含む5名が倒れたという設定で、通報を受けた警官が現状を確認し各部へ連絡。その後オレンジ色の化学防護服を着た消防特殊部隊が要救助者を迅速に救出しました。続いて到着したのは白色の化学防護服を着た警察特殊部隊。隊員が不審物を検知・除去した後に除染作業を行いました。対処訓練を見学した式典参加者は警察・消防の素早い対応に感心している様子でした。
このテロ対処訓練の終了後には、区土木部による避難訓練、大雨などによって地下駐輪場に流れてくる水を止める止水板の設置も行われました。
同駐輪場で利用するには、事前に車検を受け登録が必要です。前輪フレームに横1センチメートル、縦5センチメートルのICタグを取付け、利用者には出庫の際に必要な「定期使用券購入カード」が渡されます。
駐輪場申し込みなどの詳しい問い合わせは区駐車駐輪課駐輪対策係 電話:03-5662-1997まで。