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お歳暮や年賀向けの「手ぬぐい」出荷最盛期

更新日:2018年12月26日

“寒風にはためくえどがわの風物詩”

 染色を営む村井染工場では、お歳暮や新年の贈答用などに使われる「手ぬぐい」の出荷作業に追われています。
 中小河川が多い江戸川区では、豊富な用水を利用して浴衣などの染色業が発展。最盛期となった昭和30年代には、区内には約30軒の染色業者がありました。しかし、生活様式の変化などにより、業者は年々減少。「注染(ちゅうせん)」という伝統的な工法で「東京本染」の浴衣や手ぬぐいを手掛けるのは、区内では同工場を含む2軒を残すのみとなりました。
 同工場では「注染」の作業工程のほとんどを現在も手作業で行っています。長尺の白布に型紙(絵柄)をあて防染糊を付ける「糊付け」にはじまり、生地の上から染料を注ぎ込む「染色」、不要な糊や染料を水で洗い流す「水洗」、その後、高さ約15メートルある干し場「やぐら」に干す「乾燥」など12の工程を経て完成します。

 手ぬぐいを手掛けるのは、村井光寿(むらいみつとし)社長を始め、前社長で父親の村井米扶(むらいよねすけ)さんら14名。米扶さんは12歳の頃から家業の染物に携わり、この道70年の大ベテランです。1990年に「東京都伝統工芸士」として認定、2015年には極めて優れた技能を持つ方が選ばれる「東京マイスター」にも認定されています。その高い技術は多くの著名人からも認められ、落語家の故橘家圓藏さんや歌手の故美空ひばりさんも常連客でした。
 寒空に穏やかな陽射しが降り注いだ12月18日、同工場の干し場「やぐら」には、染め上げた生地が吊るされ、寒風にはためいていました。年末のこの時期、年賀贈答やお土産などに用いられる、2019年の干支「亥」があしらわれた手ぬぐいは、追加注文されるほど人気を集めています。
 干し場に吊るされて、寒空にはためく反物は年の瀬を感じさせ、江戸川らしさのある風景として「えどがわ百景」にも選定されています。

※なお、同工場では受注生産と卸売りのみで小売りはしていません。

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

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開庁時間

月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時(祝日・休日、12月29日から1月3日を除く)
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