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古民家・一之江名主屋敷で「すす払い」

更新日:2018年12月17日

“新年を清々しく迎える年中行事”

 年の瀬に屋内のすすを払い、年神様を迎える準備をする年中行事「すす払い」が、12月10日(月曜日)に一之江名主屋敷で行われました。
 一之江名主屋敷は、江戸時代初期から一之江新田の名主を務めた田島家の居宅。敷地内には、茅葺き屋根の主屋や堀などが残されており、江戸中期の建築様式を伝える貴重な建造物として一般公開を行っています。
 「すす払い」は、新年に年神様を迎えるにあたり、すすとともに一年の厄も祓い、心身を清めて正月の準備を行うもの。同屋敷では、茅葺屋根を害虫などから守るため、土間のかまどを使って毎月いぶし作業を行っており、桁や梁、茅葺き屋根の内側には、多くのすすや埃が溜まります。
 10日(月曜日)、朝9時30分から区民ボランティアや職員など15名が集まりました。帽子や手ぬぐいを被り、マスクを着けてさっそく準備に取り掛かります。火棚や台所の調度品などを屋外に移動させたところで、長さ5メートルを超える“特製はたき”が登場。はたきは、竹の先に敷地内の竹林の笹を10〜12本を括りつけたもの。これを手にして伸ばすと高さ7メートル超の天井まで届きます。
 特製のはたきを慣れた手つきで扱うのは、同屋敷で15年以上ボランティアを務める志村さん。子どもの頃から笹で作った手製のはたきを使って実家のすすを払っていた志村さんが、天井や梁、柱などを手際よく払うと、屋内は霞むほどの黒いすすや埃が一気に舞い上がりました。作業は約1時間かけて行われ、清々しく磨かれた屋敷は新年を迎える準備が整いました。
 作業を終えた志村さんは「もう今年も終わりだと実感が湧きます。また気持ちを新たに、来年もボランティアを頑張りたい」と笑顔で話していました。
 同館の入館料は100円(中学生以下は無料)。問い合わせは、区教育委員会教育推進課文化財係(電話:03-5662-7176)まで。

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

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