このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらし・手続き
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 環境・まちづくり
  • 産業・しごと
  • 施設ガイド
  • 地域情報
  • 区政情報
サイトメニューここまで

本文ここから

「江戸浴衣」ひそかなブーム【5月31日】

更新日:2010年8月13日

 花火大会などでよく見かけるようになった浴衣。平安時代に初めて作られ、江戸・寛政年間頃より大流行しました。江戸から明治の型を約3万枚集めた高橋常兵衛さん(東京都伝統工芸技術保存連合会・江戸川地区会員)が7年前に編み出し復刻・再現した「江戸浴衣」の注文が年々増え、年間1,000反を一人で染め上げています。

 高橋さんは、18歳の時に田舎の染物店で江戸時代に彫られた型を見せてもらいました。絵柄の美しさはもちろん、彫りの細密さ、糸入れの見事さに惹かれて、約3万枚の型を収集。
 古代型は、約1ミリの細かい線で描いた図柄や型が落ちないように絹の糸を渡してあるなど、とても繊細で、現在の手法では染めるのは困難と思われていました。65歳で会社の経営から退き、時間的に余裕ができたので、日々古代型の染め方を研究。平成8年に、古い型染めにふさわしい染料を見つけ、技法を試行錯誤し復刻・再現できるようになりました。

 古い型には、「江戸神田於玉ヶ池形屋長次郎」、「江戸大傅馬町三丁目伊勢屋喜左門」などと印が押してあります。高橋さんは、「印が押してある型は、手がこんでいて素晴らしいものばかり。紙だから大半が戦争で焼けてしまったんでしょうね。」と話していました。
 表にのりづけし、染めた後、裏にも柄を合わせてのりづけ、染め上げるという大変細かい作業が続きます。江戸から明治の細かい絵柄の型を彫れる人も、それを染め上げる人も、全国探してももういないとのことです。
 「銀杏 地型 縦枠(ぎんなん・じがた・たてわく)」の型は、1ミリほどの線で波のように縦に細かい線がはりめぐり、その線に強弱をつけて横斜めの縞に見えるように全体が、所々に銀杏が彫られています。その型は2枚重なっており、その間に横糸(絹糸)が4ミリから5ミリ間隔でわたしてあります。江戸時代の職人さんがどれだけの技術を持っていたかが、とてもよくわかる作品でした。

 浴衣の生地は栃木県真岡で織られ、型紙は三重県白子と寺家・日本橋付近でも彫られました。染色は江戸時代に藍染技術が発達して、紺と白の美しい柄の浴衣が出来ました。明治時代になると、柄もますます多様になり昼間着としても利用されて、一世を風靡するようになりました。波を描いた型だけでも30種類以上あるとのこと。昔の人のこだわりがよくわかります。
 高橋さんは、「このような型は二度と彫れないんです。型を集め始めた子どもの頃は、10万枚集めて博物館をやりたかったのですけどね。型も、古い型で染めた浴衣も後世に残していきたいんです。」と熱く語っていました。
(2004年6月2日 掲載)

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

本文ここまで

以下フッターです。

江戸川区役所

〒132-8501 東京都江戸川区中央一丁目4番1号 電話 03-3652-1151(代表)区役所へのアクセス

開庁時間

月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時(祝日・休日、12月29日から1月3日を除く)
※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。

Copyright © Edogawa city. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る