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涼をよぶ『江戸扇子づくり』(14日)

更新日:2010年8月13日

 江戸川区が誇る伝統工芸のひとつ『江戸扇子』。この道35年の伝統工芸職人、松井宏さん(北篠崎2丁目)は、夏を間近に迎え、出荷に忙しい時期を迎えています。

 『江戸扇子』は『京扇子』と比べ、骨の数が少ないために折幅が広く、図柄も京扇子の“雅”に対して“侘寂(わびさび)”なのが特徴です。『京扇子』づくりは職人も多いため、「折り師」「刺し師」「仕上げ師」といった分業で扇子づくりをするのが一般的ですが、松井さんの行っている『江戸扇子』づくりでは、絵付けと骨作りを除いた全ての工程を一人で行っています。また、作業で使用する道具・作業台も、長年の経験を生かし、全て自作しています。
 扇子づくりに使う和紙は湿度や乾燥具合で長さや張りが変わってしまうため、糊の濃さも長年の“勘”が頼りです。また、注文で作る扇子の中には、詩のように何行にも渡って文字が書かれたものもあり、文字に折り目が掛からないように、かつ全体のバランスを崩さないように折るのは正に機械を越えた職人芸なのです。松井さんのように、ほとんどの工程を一人でこなせるようになるまでには、最低でも10年の経験を要し、現在では都内に5人しかいないとのことです。松井さんは、江戸川の地で、和紙と竹を使った小粋な『江戸扇子』づくりの技と伝統を守り続けています。
 6月14日、愛知県の中学校2校から修学旅行生が、扇子づくりを体験のために、松井さんの仕事場を訪れました。
 体験訪問したのは、修学旅行中の愛知県半田市青山中学校3名、愛知県西枇杷島町立西枇杷島中学校3名、計6名です。修学旅行期間を利用し、総合学習の一環として、自分たちが興味を持った『江戸扇子』をテーマにしたそうです。初めは別々に計画していましたが、偶然、同じ県の中学校が『江戸扇子』に興味を持っていることがわかり、一緒に体験することになりました。
 体験した生徒たちは、みんな四苦八苦しながら扇子づくりを行いました。特に、丈夫な型紙2枚で布を挟み、挟んだ型紙を蛇腹に折るという作業に苦労していた様子でした。
 一通り作業体験が終わると、松井さんは「昔の人は扇子を使って『投扇興(とうせんきょう)』という遊びをしていたんだよ。やってみようか。」と話し、急遽、青山中学校VS西枇杷島中学校の対戦が決まりました。投扇興は扇を投げて的を落とす和製ダーツとでもいうべき、江戸時代から始まったお座敷遊びです。的と扇子の位置によって点数(1点から12点。マイナス得点もあります)が決まります。今回は、1人12回投げ、合計得点を競います。最初は、コツがつかめず、なかなか的に当てることでさえできませんでした。

 しかし、試合後半になると、青山中の増井悠乃ちゃんが、なんと筑波嶺(7点)を3連続決めました。結果はいうまでもなく、増井さんの活躍により青山中の圧勝に終わりました。成績優秀者には、松井さんから「豆扇」がプレゼントされました。
 松井さんは「このように修学旅行生が体験訪問してくれるのは、1年に1回でしたが、今年度から、週5日制が導入されたためか、4月から6回、7回ありました。愛知県をはじめ、静岡県、新潟県からも学習に来ています。遠くから『江戸扇子』に興味を持って、来てくれるのはうれしいことです。」とにこやかに話してくれました。
(2002年6月18日 掲載)

問い合わせ先

このページは経営企画部 広報課が担当しています。

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